Topページ > 投資・資産運用 > 確定拠出年金(iDeCo)を【元本保証型商品】で運用するメリットとデメリットは?
更新日:2017年6月28日

確定拠出年金の運用商品のラインナップを大きくわけると元本が確保される商品「元本保証型」と元本が確保されない「元本変動型」の2つに分けられます。「元本保証型」は定期預金や保険であり、どこの金融機関においても「元本保証型」の商品は必ず用意されています。今回は確定拠出年金を「元本保証型」の商品で運用するメリット・デメリットについて解説します。

元本保証型のメリットは?

確定拠出年金の元本保証型の商品は定期預金、生命保険の積立年金、損害保険の積立傷害保険等があります。個人型確定拠出年金で拠出する掛金、企業型確定拠出年金のマッチング拠出は全額所得控除になるので税制メリットを受けながら「元本保証型」で年金資金を準備することができます。

また、定期預金については銀行が破綻した場合は、ペイオフの対象となり元本1000万円とその利息までは預金保護機構によって保護されます。保険商品については、保険会社が破綻した場合は、生命保険契約者保護機構、損害保険契約者保護機構の対象であり責任準備金の90%が保護されます。

運用商品を選ぶ際、投資経験の無い人であれば投資信託などの「価格変動型商品」を選択するにはハードルが高く加入自体を足踏みする人もいます。まずは安全性の高い「元本保証型」商品を選択しておいて、慣れてきたら「価格変動型商品」の配分割合を増やしていくというのは一つの手です。

元本保証型のデメリットは?

企業型確定拠出年金でマッチング拠出をしていない方は、所得控除による税制メリットは享受できず、元本保証型は利率が低いため運用益に期待できないので、お金の貯まるスピードが遅いことが挙げられます。

また、満期前に中途解約をした場合は注意が必要です。定期預金は中途解約しても、中途解約利率(通常は預金金利の0.001%)が適用されますが、元本は確保されています。ただし、保険商品については満期前に中途解約をすると解約控除が適用されるため元本が割れる場合もあります。

さらにもう1つ、インフレリスクを忘れてはいけません。「元本保証型」商品は途中で解約さえしなければお金が減らないというわけではありません。インフレになるとお金の価値が下がるため、利率が低い元本保証型に預けておくことで実質的には目減りすることになります。現在、日本ではインフレ率2%を目標としています。インフレの例を簡単に説明しますと、例えば100円で買えたハンバーガーが5年後には110円になるということ。一方、定期預金金利は0.01%なので、5年後も100円のままです。実質10円の損をしていることと同じです。

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まとめ

「元本保証型」だから安全性が高いと思っていても、中途解約やインフレによっては元本が割れるケースがある事を知っておくことは重要です。とはいえ、運用商品の中では「元本保証型」は安全性が高いので、リスクを取って運用するには抵抗があるという場合は、「元本保証型」の配分割合を多く取り入れるのも良いでしょう。

現役時代には「元本変動型」商品の配分割合を多くし、50代半頃から利益が出ている商品については利益を確定させるために「元本保証型」の商品に少しずつ資産を移動し安全性を高めていきながら老後資金を確保するという戦略はオススメです。

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