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公開日:2016年12月28日

株主優待は企業からの「プレゼント」。今、個人投資家に大人気の株主優待の魅力と銘柄選びのポイント、注意点など、株主優待投資の基本を詳しくお伝えします。

今、個人投資家に株主優待が大人気です。

株主優待を使って、食べたり、飲んだり、遊んだり、株主限定商品やサービスで、企業のオーナー気分を味わったりと、「優待ならでは!」の楽しみを、思い思いに日常生活に取り入れる投資家が増えています。今回は、その株主優待の魅力と株主優待投資をする際の基本を詳しくお伝えします。

株主優待とは?

「株主優待」とは、企業が「配当」とは別に自社製品やサービスを提供するもので、自社の株を保有する株主に対して感謝の気持ちを表す、いわば「プレゼント」です。現在、この制度を導入している企業は約1300社あります。

個人投資家に大人気の優待ですが、食品や外食、映画の無料券など日常で使えるものや、クオカードといった金券や株主限定のビールなどの商品、地方の名産品など特徴のあるものまで魅力的なものが増えています。

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企業側もオリジナリティ溢れる優待を導入することで、自社のファンを増やしたり、メディアに取り上げられたり、自社のアピールになります。同時に優待狙いの個人投資家が増えることで、個人投資家は中長期的に保有する株主が多いことから、株価の安定も期待できます。つまり株主優待は、個人投資家と企業双方にメリットがある制度といえるでしょう。

銘柄選びのポイント

このように魅力溢れる株主優待ですが、実際に始める際に、どのような銘柄を選んだらよいのでしょうか?まずは、「この優待は使えそう!」と思ったものを選ぶと良いと思います。「優待品でも」では、せっかく優待が届いても無駄になります。優待を上手く使えば家計を節約できますし、賢く選択したいところです。

同時に、配当利回り+優待利回りもチェックしましょう。

配当利回り(%)=1株あたりの配当金÷購入株価×100

優待利回り(%)=株主優待の価値÷購入金額×100

例えば、個人投資家に大人気のビックカメラ<3048>。

100株以上で、2月末、8月末にそれぞれ2000円、1000円相当の買い物優待券がもらえます。

つまり、年間に3000円(2000円+1000円)相当もらえますが、これが優待の価値となります。

先の計算式に当てはめると、

配当利回り(%)=12円÷1076円(2016年12月27日終値)×100=1.1%

優待利回り(%)=3000円÷10万7千600円(100株×1076円)×100=2.8%

配当利回り+優待利回りで3.9%となり、利回りもなかなか良い銘柄だとわかります。銀行の普通預金の金利(0.001%程度)と比較しても、かなりお得だとご理解頂けると思います。

銘柄選びの際は、配当利回り+優待利回りが何%以上とご自身で基準を決めるのも一つの手です。配当利回り+優待利回りのランキングは、様々なサイトに載っていますので、ぜひチェックしてみて下さい。

株主優待の貰い方

銘柄を選んだら、次は株主優待の貰い方です。株主優待は、「権利確定日」に株を保有していることが条件です。株の売買は、約定日から起算して4営業日が受け渡しとなりますので、権利確定日の3営業日前(=権利付最終日)までに買い付けておく必要があります。権利確定日は銘柄ごとに設定されていますので、企業のHPなどで確認するようにしましょう。

また株式の保有期間で優待の内容がランクアップされるものも多くあります。自社の株式を長期に渡って保有してもらいたいとの思いから、長期保有優待制度を導入する企業が増えています。「この優待が欲しい!」と思っていても、株を1年以上保有など条件がある場合がありますので、こちらも必ずチェックするようにしましょう。

株主優待投資のポイント

株主優待や配当金は、「権利確定日」に株を保有していれば貰えます。

では、株主優待や配当の権利を得て、翌日に売却するのは有効でしょうか。答えはノーです。高配当のものや人気の株主優待銘柄は、権利付最終日に向かっては株価が上昇しやすく、翌日の権利落ち日以降には大きく下げる傾向にあります。配当や優待の権利を貰った個人投資家が株を手放すからです。

株主優待投資のポイントとしては、このようにパターン化された銘柄は、権利確定日の1〜3ヶ月前の株価が安い時に買って、権利付最終日に向けての上昇局面で売却をするか、保有株の一部だけ売って、売却益を得ながら、配当と優待も手に入れる、などの取引が有効だと考えられます。しかし、権利付最終日近くで、悪いニュースが出て株価が下落するケースも多々ありますので、確実な方法とはいえず、取引の際には注意が必要です。

株主優待の注意点

株主優待は、「優待品」で銘柄を選ぶのも楽しみの一つですが、業績の悪い銘柄を掴んでしまい、株価が下がってしまったら意味がありません。優待利回りが良いといっても、株価が下落し続ければ、優待を貰った以上の損失を抱えることになります。また企業の業績が悪くなると、優待の廃止や改悪(縮小)がされやすくなります。思わぬ痛手を負わないためにも、その企業の個別の成長性や業績などにも目を向けるようにしましょう。

株主優待には興味があるけど、株式投資は怖そう、不安だ、と思われる方は、まずは少額から購入できる株主優待をお勧めします。現在、株主優待は、10万円あれば、300銘柄以上から選ぶことができます。ご自身の出来る範囲で、ぜひ優待生活を楽しんでみて下さい。

知って得する!株主優待の魅力と銘柄選びのポイント

1.株主優待とは?

2銘柄選びのポイント

3.株主優待の貰い方

4.株主優待投資のポイント

5.株主優待の注意点

*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。