Topページ > 投資・資産運用 > 【4/8週次相場展望】イースター休暇のポジション調整に注意、地政学リスクの高まりも不安材料に
公開日:2017年4月8日

〈4/3-4/7:終始地政学リスクに左右される展開。FOMC議事録も売りを誘う内容に〉

【北朝鮮情勢の緊迫化とロシアのテロを受け円高進展】

新年度相場は比較的好調なスタートを切ったものの、その後の日経平均は伸び悩み。翌日4日には、ロシアのテロ報道を受け、リスク回避の円買いが進展しました。3日時点で、111円台半ばで推移していたドル円レートも4日には110円台中盤へ。日経平均も4日単日で172円値を下げ、同日の終値は18,810円。市場関係者のリスク回避姿勢が鮮明になりました。

 

【FOMCの議事録が売りに拍車。米中首脳会談を見極めたいとの思惑も。】 

5日に発表されたFOMC議事録(3/14-3/15開催分)では、FRBのバランスシートを縮小することが適切だと判断されたことが明らかになりました。2014年の10月に量的緩和を終了しているものの、バランスシートの縮小は未だ手つかず。3月ADP雇用報告が市場予想を大幅に上回る好内容だったものの、マーケットは売りで反応。過剰流動性相場が終了する可能性を悪材料視し、6日の日経平均は264円安の大幅下落となりました。また、米中首脳会談の動向を見極めたいとの思惑から為替が若干円高に振れたことも悪材料視されました。

 

【リバウンド狙いの押し目買いも限定的。引き続き地政学リスクの高まりを警戒】

週末7日もリスク回避の姿勢が継続。日経平均は前日に大幅に値を下げているものの、押し目買いは限定的。原油価格の上昇等好材料はあるものの、相場を持ち上げる程のインパクトにはなりませんでした。地政学リスクの高まりに、米雇用統計を見極めたいとの思惑も相まって、マーケットは終始様子見ムード。

同日の上昇銘柄を確認すると、原油価格の上昇を受けた石油石炭が上昇率上位に。その他、パルプや小売り等の内需株中心に物色。市場関係者のリスク回避姿勢が明確に表れました。

 

〈4/10-4/14:イースター休暇のポジション調整と地政学リスクの高まりに要注意〉

【イースター休暇に伴うポジション調整の売りに注意】

14日金曜日はグッド・フライデーのため、海外市場のほとんどが休場。ここを起点に海外投資家はイースター休暇に突入するため、ポジション調整の売りが出やすいタイミングと言えるでしょう。また、ここもとの地政学リスクの高まりを受け、積極的にリスクを取りに行ける地合いでもありません。よって、国内、海外共に上値追いは想定しにくい。また、FOMC議事録で、年内にFRBのバランスシートを縮小すべきだと判断されたことも、市場関係者のリスク回避姿勢を強めます。これらの流れを受け、日経平均も下押しリスクの強い一週間になると想定されます。

 

【地政学リスクには引き続き要警戒。北朝鮮リスクが高まる可能性も】 

トランプ大統領によるアサド政権へのミサイル攻撃。更には、ロシアでのテロ事件。また、北朝鮮情勢の緊迫化など、引き続き地政学リスクに左右される一週間になりそうです。週末15日には、金日成生誕105周年で軍事パレードが行われる予定です。ミサイル発射の可能性もあり、もう一段地政学リスクが高まることが想定されるでしょう。

 

【積極的なポジション取りは避けた方が無難。唯一の光明は個人の買いが活発化してきたこと】

6日に発表された3月第5週の投資部門別売買動向では、個人が買い越し。買い越し額は600億円弱と前週から減少したものの、3週連続の買い越しとなりました。昨年末から続く売り越しもようやくピークアウトし、キャッシュポジションは豊富と想定されます。一方で、海外投資家は7週連続の売り越し。期末要因の影響もあると想定されますが、引き続きリスク回避姿勢が明確に表れています。このトレンドはイースター休暇付近まで続くと想定されます。よって、今週も積極的なポジション取りは避けた方が無難と言えるでしょう。

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