Topページ > 投資・資産運用 > 【週次相場展望】名実ともに新年度相場入り、出遅れ銘柄の物色が主体に。
公開日:2017年4月2日

〈3/27-3/31:トランプリスクとテクニカル指標悪化を嫌気する展開〉

【トランプ政権への政策不安。政策実行力に疑問符】 

27日の日経平均は、276円安の18,985円で大引け。マーケットが注目していたオバマケア代替法案が否決されたことが悪材料視されました。重要法案が否決されたことにより、トランプ政権に対する政策実行力への不安が台頭。それを嫌気する形で売りが先行しました。

 

【28-29日は堅調推移。個人投資家の物色意欲は旺盛】

28日の日経平均は一転して217円高の大幅上昇。出来高も19億株台。売買代金も2兆4,000億円程度と商いも盛り上がりました。28日は3月期末決算企業における権利付き最終日。配当志向の個人投資家中心に、高配当銘柄が物色されました。翌29日のマーケットも堅調推移。配当落ち分とされる約130円を即日吸収。前日の米国市場で、消費者信頼感指数が大幅上昇したことが好感されました。トランプ政権への政策不安はあるものの、米国経済のファンダメンタルズは引き続き良好。また、OPECの加盟国、非加盟国が原油の減産強調を延長するとの思惑も高まり、原油価格が上昇。これを好感した買い注文が見られました。

 

【テクニカル指標悪化と期末要因により“往って来い”の展開に】

週末のマーケットは一転して軟調推移。30-31日の二日間で300円以上値を下げて、取引を終えています。配当取りの駆け込み需要が一段後は軟調推移。ボックス圏の下限での取引が続き、テクニカル指標の悪化が嫌気される展開になりました。また、期末要因も引き続き意識される展開に。31日は機関投資家の利益確定売りに押される形で、日経平均は商いを伴い下落。最終的には、18,909円と前日比153円安で取引を終えています。

 

〈4/3-4/7:名実ともに新年度相場入り。出遅れ銘柄主体の物色を想定〉

【メインは個人主体の中小型株取引。大型株は出遅れ銘柄の物色が主体になると想定】 

直近、3月第4週の投資部門別売買動向を振り返ると、海外勢の大幅な売り越しを個人が買い受ける形に。この間、個人は約3,200億円を買い越しています。3月の2週を境に、個人の売りはピークアウト。一方で、海外勢は6週連続の売り越しに転じました。投資主体別売買動向からも、4/3からの週は個人主体の物色になることを想定。日経平均がボックス圏下限での推移が続いていることを鑑みると、大型株で積極的にリスクを取りに行きづらい。よって、大型株は出遅れ銘柄中心の物色が主体になると想定されます。

 

【来週は日米重要指標の動向に注目】

週初の3日には日銀短観が発表されます。ここもとの為替動向を鑑みれば、製造業の業況感が上昇することが想定されます。短観におけるポイントは、今後の見通しです。こちらについては、製造業、非製造業共に、若干の低下がコンセンサス。ある程度マーケットも織り込み済みで、波乱要因にはならないでしょう。米国でも、3日のISM製造業景況指数や、7日の雇用統計をメインに重要指標の発表が相次ぎます。トランプリスクが台頭していることもあり、これらの指標の出来は非常に重要。重要指標が共倒れになると、下落トレンド入りの可能性が高まります。今週は“トランプリスクと日米重要指標の綱引き”といった相場展開を想定します。

 

【来週もボックス圏での売り買い拮抗を想定。トランプリスクの台頭が上値追いを抑制】

来週も狭いレンジでの売買を想定。個人の物色意欲は旺盛も、海外政治不安が根強い。また、新年度相場は売られやすいとのアノマリーも相まって、積極的な上値追いは限定的でだと想定します。ボックス圏の下限を上放れるには、もう一段の好材料が必要。日米重要指標に明確な数値改善が確認出来れば、上値追いの可能性も高まるでしょう。

【関連コラム】
これから株式投資を始める人にオススメ、金融に関する映画5選
2017年から投資デビュー、ネット証券選びの5つのポイント
はじめての株式投資 第4回:まずは木よりも森をみること
違いを理解しよう、ロボアド各社の特徴を比較