Topページ > 投資・資産運用 > FPが推薦する、今読むべきお金にまつわる良書5選
更新日:2017年3月24日

毎朝読む日本経済新聞を、紙媒体から電子版に変えて2年弱になる筆者です。とはいいながら、電子版でも紙面形態で読めるアプリケーションを使っているので、結局紙面読みしているのと、あまり変わりなく感じています。
電子書籍は食わず嫌いか、本はやっぱり紙が好きで、購入したときには理解が追いつかなかったものを、数年後にふと読み返す…というのが、本の良いところだと思います。依然、出版業界は冬の時代といわれますが、書店に行けば新刊で溢れかえっています。そんな中今回は、お金にまつわるおススメの5冊を紹介します。

お金について勉強する、私のお薦め書籍
新版 魔術師たちの心理学―トレードで生計を立てる秘訣と心構え (ウィザードブックシリーズ)

「…思い込みとは、コントロールできていないのではないかという不安に対する方法だと、常々思っている。本当は手仕舞いするべきなのに、何もできずにいるという不安感に怯えているより、自分が支配している振りをしていたいのだ。」(本書より)人事と思って聞いていれば、そんな事もあるだろうなと新聞の興味半分の記事を観るように、やり過ごし、すぐに忘れてしまうような指摘でしょう。しかし冷静に自己分析し、自己統制のできる人、すなわち投資を行う資格を持つ人には、年に一度でも読み返すべき「聖書」のような存在になる本です。

 

年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち (中経の文庫)
伊藤邦生
KADOKAWA (2016-05-13)
売り上げランキング: 353,738

本書では「保険数理士(保険商品の開発部員)は誰も民間の保険会社の商品に加入せず、共済にしか入らない」と記されていますが、保険の現場に携わってきた筆者が感じたのは「保険金・給付金の受け取り現場、要は出口の部分を知らない理論だけの話」だなと。確かに筆者も、「保険は愛だ」などの感情をあおるセールストークは大嫌いですが、保険は理論だけに偏り、株式売買については「ゼロサムゲームだから素人は勝てない」と切り捨ててしまう部分については、異論を感じたところです。結局、不動産投資こそが素人でも安定収益(インカムゲイン)をあげることのできる唯一の方法、とまとめられていますが、これも不動産投資をあおる色が強く、ロバート・キヨサキ氏の再来かと感じる理由です。しかしこの本に書かれている大切なポイントは、「優位性」をもて、という筆者の言葉です。他者よりも強い、得意な部分を生かすことの必要性や、自身のポジションを改めて分析するには、良い本といえます。

 

21世紀の資本
トマ・ピケティ
みすず書房
売り上げランキング: 7,824
知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)
会社四季報 2017年 1集新春号 [雑誌]

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