
投資の腕を磨くには優れた投資の本を読むのが早道です。株式投資とひと口にいっても、割安株投資、成長株投資、テクニカル投資など様々な手法があります。自分に合う投資スタイルを見つけるには、それぞれの投資法に特化した名著を読むことが早道です。このシリーズでは、個人投資家なら押さえておきたい定番の本を初級・中級・上級編に分けてご紹介しています。今回は最終回の上級編をお伝えします
銘柄選択の王道ならこの本
バリュー投資ならこの本
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また安全域という概念を用いて割安株を説明し、数多くの割安株でポートフォリオを組むことで安定した収益を生みだす、とグレアムは説いています。ウォーレン・バッフェットがこの本によって人生が変わったと言わしめた価値ある本です。
成長株投資ならこの本(1)
「『超』成長株を買え。そしてそれ以外の株には手を出すな」というフィッシャーのメッセージを実践するために、最高の株を選び出すための15のポイントを具体的に挙げ、投資家なら誰でも悩む「何を買うのか」「どのように買うのか」「いつ買うのか」「何銘柄買うのか」「いつ売るのか」を真正面に答え、さらに「賢い投資家になるための5don‘t」に続きます。「正しく選び抜かれて買った株は売り時などほぼ存在しない」というフィッシャーの投資哲学に、じかに触れることができる一冊です。
成長株投資ならこの本(2)
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ミネルヴェニの特徴として、市場の多くを占める機関投資家の動きに注目している点が挙げられます。「いったん自分の手法や目標を決めたら、計画に従って成功することははるかに簡単になるだろう。自分の得意な手法に集中するために、他の手法を犠牲にすることで報われるだろう」という彼の手法が惜しげなく描かれています。成長株投資とはどういうものなのかを深く実感できる一冊です。
トレードとは何か?がわかる本
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「どのようなきっかけでマーケットに興味を持ったか」「過去に犯した最悪の失敗と学んだことは?」「自ら構築したトレード法の裏に有る概念は?」など、インタビューを通して、独自のトレーディング哲学とトレーディング手法を確立し、信念を持ってトレードすることがいかに大切であるか、を伝えています。それぞれのトレーダーのキャラクターが透けて見えて、読み本としても面白いものとなっています。
勝てる投資家になるには、先人の優れた投資法を学び、自分のものとすることが早道です。これまでご紹介した本を参考に、自分に合った投資法を見つけて、実践を重ね、自分なりの手法を探求し続けて下さい。
〜株式投資について知ろう、関連リンク〜
(初級編)プロが教える、株式投資初心者が最初に読むべきおすすめ本5選
(中級編)プロが教える、株式投資初心者が最初に読むべきおすすめ本5選