Topページ > 投資・資産運用 > お金の正体とは? 石貨とビットコインは同じ仕組みだった!
公開日:2017年4月20日

いきなりですが、「毎日使っているお金って何ですか?」
実は、お金というのは「共同幻想」なのです。
お金で、ものやサービスと交換できます。
しかし、そのお金の価値って誰が決めたのでしょうか?
この価値というのは、みんなが同時にもっている幻想なのです。
「お金の正体」を解き明かしていきましょう。

持ち運びが不可能な石貨はどうやって使ったのか?

世界一大きなお金は、ミクロネシアのヤップ島にある石のお金です。大きいものは直径3.6メートルで重さは5トンです。家の中に入れることは出来ませんね。金庫にも入らないでしょう。もちろん財布にも入らないし、持ち歩くにもとっても不便ですね。

テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」を思い出していただければいいと思いますが、真ん中の穴が空いている巨大な石の五円玉を想像してください。あんな感じです。では、どんなふうに使っていたのでしょう。

冠婚葬祭などで使用していたそうです。大きな石なので、1人が1個を持っているのではなく部分所有で、この部分は誰の所有って感じで名前を書いているのです。

石貨の保管場所は移動しないで、所有権だけが移動するという形態をとっていたのです。これは近代経済に近い考え方だと思いませんか。

石貨の価値というのは、みんなが決めています。それによって価値が決まるのです。これが「お金の価値」なのです。

お金の価値は誰が決めたのか?

みんなが共通に認識で価値を認めた場合にお金になるのです。1万円札をみてください。この1万円の価値と同等の価値をもった物とかサービスに交換をできます。

では、この1万円という価値は、いったい誰が決めたのでしょうか?実は、日本国が決めて、みんなでその価値を認めているからです。

私一人だけが、海岸に打ち上げられた貝を1万円の価値があると言っても誰も交換はしてくれません。価値を認められれば、その交換は可能なのですが……。

日本国が、1万円の価値を保障してくれるから、1万円の取引ができるのです。日本国がなくなると1万円の価値は崩壊してしまいます。

お金の価値は変化する?

では、1万円の価値というのは絶対なのでしょうか?実は絶対とは言い切れないのです。

お金の価値とは、相対的なものなのです。インフレになるということは、お金の価値が下がるということです。デフレはお金の価値が上がると言うことなのです。

このように、お金の価値も実は絶対ではないのです。

お金には「実体」がない?

日本銀行の発行している日本銀行券(1万円札など)の残高は、2015年の年末で98.4兆円です。なんかすごく少ないと思いませんか? 個人資産が1700兆円あると言われているのに。もちろん現金だけではなく、外貨や株式の資産などがあると思いますが。

実は、お金は数字の中で増えていくのです。

たとえば、Aさんが1000万円持っていて、銀行に1000万円預けました。銀行は、預かった1000万円のうちの900万円をBさんに貸しました。Bさんは、300万円を手元に残し、残りの600万円を銀行に預けました。また、銀行は預かった600万円のうち、500万円をCさんに貸します。

Aさん、Bさん、Cさんのお金を合計すると、Aさん1000万円+Bさん900万円+Cさん500万円で合計2400万円になります。元の1000万円が2400万円にも増えたということです。

これを経済学では「信用創造」といいます。お金というのは、実際に手にさわれる現金だけではないのです。このように実は、お金というのは実体のないものなのです。

現金は、人の移動速度で取引、電子マネーは、世界中で瞬時に取引の速度が変わった

たしかに普段、クレジットカードや電子マネーを使うことが多くなりました。

これって不思議です。現金で支払っていないのですが、ただ数字が変わっていくだけなのです。

現金の取引というのは、人間の歩く速度で取引が進みますが、ネットの振込、株での取引になると瞬時になります。

これは、銀行や証券会社などで数字を書き換えてくれるからです。もし、私が自分で1万円しか振り込んでいないのに、数字を書き換えて100万円を振り込んだことにしようとしてもできません。

これを書き換えてくれるのは強固なセキュリティで守られた金融機関だけです。

同じ金融機関ならば、数字の書き換えというのは、簡単かも知れません。しかし、違う金融機関の数字を書き換えるには、いくつかのチェックがあったり、互換性の問題でできなかったり、手間がかかるので手数料が高いのです。

石貨とビットコインの共通点?

最近、ビットコインが注目されています。なぜ注目を集めているかというと、この金融機関の互換性という問題を解消するお金なのです。どこの金融機関にも属さないので世界中で瞬時に取引が可能で、しかも手数料がかかりません。セキュリティはみんなが取引を閲覧できると言うことです。

ここで、最初の例で出したヤップ島の石貨に戻ります。石貨とビットコインは共通性があるのです。みんながそれの価値を認識している、そして石に名前が書いてあるので、みんなが見ることができるのです。ビットコインも同じです。誰がいつ、取引をしたのかがわかる仕組みなのです。

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