Topページ > 投資・資産運用 > 【IPO株分析】アセンテック(3565)上場を徹底分析、堅調なクラウド関連銘柄で期待大
公開日:2017年3月24日

仮想デスクトップ関連事業に強みを持つ、アセンテック(3565)が4月25日に東証マザーズへ上場。想定時価総額も26億円程度で、需給も非常に軽い。ここもとの動向を見ても、時価総額30億円未満のマザーズ上場銘柄は、非常に人気化しやすい傾向にあります。また、ネット関連ということで個人投資家の人気も高いことが想定されます。初値高騰の期待大。今後の動向に要注目です。

〜【IPO株分析】アセンテック(3565)上場を徹底分析、話題のネット関連〜

仮想デスクトップソリューションに強み。ストックビジネスにも注力

アセンテックは仮想デスクトップソリューションの領域に強みをもつ企業です。仮想デスクトップとは、クライアントPCのデスクトップ環境をサーバー側に置く仕組みのことを言います。この仕組みを使うと、クライアントPCのデスクトップ環境に時間、場所問わずアクセス出来るようになる訳です。つまり、同社はネットセキュリティ関連銘柄でありながら、クラウド関連銘柄とも言えるのです。また、近年はストックビジネスにも注力しています。仮想デスクトップ導入時に、ハードウェアやソフトウェアを購入することなく、月額で利用出来るクラウド型サービスの提供も開始しています。

その他のIPOの出来次第では、買いが集中する可能性も

3月第4週よりマーケットはIPOラッシュ。アセンテック上場のタイミングは、他銘柄との重なりはありません。しかし、4月には同社以外にも、4社の上場案件が控えています。現時点では、4月18日上場の旅工房(6548)とアセンテックの2社で資金を分け合うのが市場のコンセンサス。仮に、18日上場の旅工房が伸び悩んだ場合には、アセンテックに資金が大きく流入する可能性が高いでしょう。特に、旅工房上場後におけるセカンダリーの動向には要注目。旅工房にセカンダリーでの買いが集まらない場合には、アセンテックに上場後も買いが集中する可能性が考えられます。また、ここもとの個人投資家の売買動向を振り返ると、昨年末より続いた売り越しがようやくピークアウト。米国の利上げペースが据え置かれ、ドル円レートも下げ渋り。物色対象が、主力株から中小型株へ移り変わりつつあります。この傾向は、ヘッジファンドの決算が意識される4月末以降も続く公算が高いと想定されるでしょう。よって、マーケット環境から鑑みても、アセンテックは好感される可能性が高いと言えるでしょう。

バリュエーションはまちまち。マイナス要因を良好な需給がカバー

想定価格を1,720円、直近の決算内容から投資指標を算出すると、PBRは3.67倍。PERは当期純損失を計上しているため、算出出来ません。ここもとの決算動向を見ても売上は頭打ち。一方で、今期予測が好調なことはポジティブに捉えられるでしょう。競合は、エイトレッド(3969)やGMOクラウド(3788)。共にPERは40〜50倍、PBRは5〜6倍程度です。アセンテックのバリュエーション面からは、市場から評価を受ける程のインパクトを感じられません。しかし、需給面は非常に良好。主要株主のロックアップもしっかり。更に、時価総額も26.1億円と需給は非常に軽い。よって、冴えないバリュエーションを需給面がカバーする構図となるでしょう。

当選株数は451,000株。主幹事はSBI証券

今回のIPOにおける当選株数は451,000株。購入時の単元株数は100株なので当選本数は4,510株。割当株数も比較的少なく、当選を目指すには複数証券から戦略的に申し込む必要があるでしょう。主幹事はSBI証券。幹事証券には、みずほ証券やSMBCフレンド証券等が名を連ねます。具体的な割当本数や、証券各社の割当比率に関しては、仮条件決定付近、4月上旬にはリリースされるでしょう。当選の為には、主幹事証券からの申込は必須。SBI証券証券はそれなりの割当株数を抱え込むと想定されます。穴場は、岩井コスモ証券。割当はそれほど多くないことが想定されますが、IPO申込件数もそれほど多くないと想定されます。他社証券に比べると、当選に向けた競争率は低くなるでしょう。

<アセンテックのIPO株を狙うのであれば、SBI証券へ>

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