Topページ > 投資・資産運用 > 新しい投資手法ソーシャルレンディングのリスクとは?
更新日:2017年2月2日

ソーシャルレンディングは銀行預金、社債投資と比べても利回りは高く投資の検討をしている方も多いと思うのですが、利回りが高い分もちろんリスクも低くはありません。この記事ではソーシャルレンディングのリスクについて説明します。

遅延、貸し倒れのリスク

融資先が計画通りに事業が進まない場合には返済の遅延、最悪の場合には倒産して貸し倒れが発生する場合があります。

返済の遅延が発生した場合

投資家には利息、および元本の償還が遅れることになります。ケースバイケースですが、担保が設定されている場合には契約によりますが、恐らく3〜4ヶ月間の遅延でソーシャルレンディング事業者が強制的に担保を売却することで元本を取り戻すこととなります。元本以上の金額になれば本来入ってくる利息も支払われることとなります。

貸し倒れが発生が発生した場合

融資先の破綻が起こった場合、担保設定がされている案件の場合にはソーシャルレンディング事業者が強制的に担保を売却することで元本を取り戻すこととなります。この際に担保価値が融資額に満たない場合には元本が毀損することになります。

保証会社がついている場合には、保証会社にて元本が保証されます。また代表者保証などがついている場合には融資先の代表者個人から回収を試みます。

事業者の信用リスク

ソーシャルレンディングにおいてはソーシャルレンディング事業者の信用がかなり重要となります。

一般的な株式や投資信託に投資する場合には証券会社経由にて株を売買することとなります。仮に利用している証券会社が破綻したとしても預けている現金、株式については強制的に守られる仕組みがあり、他の証券会社に移管可能です。ソーシャルレンディング事業者自体が破綻した場合には、投資家が投資している資金は戻ってこない可能性があります。ここは事業者によっても変わってくるので投資前に確認する必要がありますが、投資中の資金と預けている現金によって変わってきます。

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投資中の資金について

ここでは多くのソーシャルレンディング事業者が利用している匿名投資組合でのパターンとなります。匿名投資組合に投資した時点でその資金はソーシャルレンディング事業者の資産に変わります。よって事業者が破綻した場合にはその債券は債権者に優先的に返済されますので、投資家には戻ってこない可能性があります。

以下はmaneo社の重要事項説明書からの引用です。

お客様とmaneo社が締結することとなる匿名組合契約に おいては、maneo社はお客様から金銭の出資を受けること となりますが、当該出資金は、出資された段階でmaneo社 の資産となりますので、仮にmaneo社の信用状況が悪化し た場合には、お客様に対して出資金全額を返還することができ ないこととなり、結果として、お客様に出資金元本額が欠損す る損失が発生する場合があります。 maneo社は、当該預かり金について、以下の銀行預金口 座にて適切に分別管理して参りますが、破産法、民事再生法そ の他の倒産法手続に基づき、maneo社についてかかる倒産 手続が開始された場合には、お客様に対して出資金全額の返還 をすることができないこととなる結果、お客様の出資金に欠損 が生じる可能性があります。

投資してない預けている現金について

投資を実行している資金以外に口座にプールしてある資金に関してはどうなるでしょうか?こちらは分別管理されており、事業者の口座とは別で投資家の資金は管理されております。金融商品取引業の第2種を持っているのであれば分別管理は必須の条件となります。その場合には預かり金として計上されておりますので、破綻の際にはその他の債権者より優先的に戻ってきます。しかしながら、もし従業員、代表者の使い込みなどのよってそもそも現金がない状態であれば戻ってこない可能性もあります。

この分別管理された口座を信託銀行に管理させることを信託保全といいます。こちらは第3者に管理させることで破綻時には資金が投資家に戻ってきます。ただ証券会社やFXの会社では当たり前に採用されていますが、ソーシャルレンディング事業者ではほとんどありません。(現時点ではスマートエクイティのみ)

上記の理由から投資していない資金は預からずに投資家の口座に直接分配金を振り込む形式を採用している事業者もあります。(トラストレンディングなど)

その他のリスク

それ以外ですと下記のようなリスクがあるかと思います。

・途中解約不可
・為替リスク(海外系ファンドのみ)

まとめ

高利回りなソーシャルレンディングですが、リスクも相応にあります。案件に対してのリスクはもちろんですが、事業者の破綻リスクに関しては充分に検討する必要があると思います。たとえ高利回りで良さそうな案件があったとしても危うい事業者での投資は2重のリスクを背負うことを忘れずにおきましょう。(提供:ソシャレン比較ナビ

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