
日経平均 19079.33 △203.45 TOPIX 1519.21 △16.02 1ドル110.20円
・東証1部(全2016銘柄) 値上がり1,633 値下がり305 変わらず78
本日の相場動向
日経平均は203円高(△1.08%)の1万9079円と3月30日以来の19000円台回復となり、ここ3日間の上げ幅は648円に達しました。仏大統領にEU残留派のマクロン氏の可能性が高まったことや、本日の政治イベントに乗じた北朝鮮の挑発行為の可能性が後退したとの見方が投資マインドの改善に繋がり、円安株高の流れが継続しました。
TOPIXも16.02ポイント高(△1.07%)の1519となり、個別では東証1部の8割超の1633銘柄が上昇した結果、過半の1000銘柄超の上昇は7日連続となりました。
本日の出来事
今週から決算発表シーズンに入り、直前の業績上方修正や決算観測記事に株価が大きく反応する動きが続いています。昭和電工は17年12月期連結営業利益を市場予想の490億円を上回る545億円としたことを受けて△9.2%、NECは17年3月期連結営業利益を300億円から410億円に上方修正したことで△3.4%と大幅に上昇しました。
一方、LIXILグループは17年3月期連結営業利益を650億円から670億円に引き上げましたが、市場予想の770億円を下回ったことを嫌気して▲3.7%、NTTドコモは18年3月期連結営業利益が市場予想の1兆円を下回る9500億円との観測記事から▲2.1%でした。
今後の視点
市場の懸念材料だった北朝鮮の3つの記念イベントや仏大統領選を波乱なく通過したことで一気に投資マインドが改善し、1ドル110円台の円安と19000円台回復に繋がりました。
今後においては、26日にトランプ政権が大規模減税を含む税制改革案を発表するほか、日米で本格化する決算発表への期待感は強く、円安株高に弾みがつく可能性があります。
今週は米国でグーグルを傘下に持つアルファベットやアマゾン・ドット・コムなどの有力ハイテク企業の発表を控えるほか、日本でも明日からの3日でソニーや東京エレクトロン、ファナックなど469社の発表が予定されています。
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