
・日経平均 19262.53 +177.22 TOPIX 1543.92 +13.51 1ドル111.47円
・東証1部(全2010銘柄) 値上がり1,559 値下がり351 変わらず100
本日の相場動向
日経平均は177円高の1万9262円となり、2日連続で上昇しました。昨日の予定で注目されていた米下院でのオバマケア(医療保険制度改革法)代替法案の採決が延期されたことで、朝方に円高株安となる場面もありましたが、その後は円安の進展に伴って銀行や輸出関連の大型株中心に大きく反転しました。延期されたオバマケア代替法案の採決は本日実施される見通しであり、トランプ政権と与党共和党内に方向性の違いはないとの見方から、採決日時が伝わるとともに投機筋の買い戻しが活発化したものと推測されます。
本日の出来事
4月からの決算発表シーズンを控えて、企業業績の観測報道やアナリストレポートが出始めました。セブン&アイが今期6期連続最高益、NTTが来期7期連続増配、大林組が今期業績を大幅増額修正などの報道のほか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が信越化学の目標株価を9300円から1万400円に引き上げました。来週28日は3月期決算企業の配当権利獲得最終日となるため、こうした好業績企業の配当獲得を狙った買いが入りやすくなると予想されます。
今後の視点
来週明けの日本株の動向を占う上では、本日に延期された米下院でのオバマケア代替法案の採決が注目されます。市場では、法案採決に絡んだトランプ政権与党の共和党内での混乱が直近の円高ドル安と日米株急落の理由とされているだけに、無事可決されれば当然円安ドル高と日米株の上昇に繋がると予想されます。トランプ政権と与党共和党はオバマケアの廃案を公約に掲げて方向性の違いはないとの見方が多く、直近の売買の主体が投機筋であることを勘案すると、実際に可決されれば来週の日本株は上昇トレンドに戻るとみています。
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