Topページ > 投資・資産運用 > 【4月10日】今日の株式相場動向:北朝鮮の政治日程が続く今週の株価は膠着状態か
公開日:2017年4月10日

日経平均 18797.88 +133.25   TOPIX 1499.65 +9.88    1ドル111.40円  

・東証1部(全2013銘柄)  値上がり1,405  値下がり504  変わらず104

本日の相場動向

日経平均は133円高の1万8797円と、2営業日連続で上昇しました。前週末の円安株高の流れが海外市場でも続き、日経平均先物も100円超上昇したことが本日の投資家心理の改善に繋がったと思われます。特に、前週末から1円超円安の1ドル111円50銭台まで円安に振れたことから輸出関連株中心に買い戻しの動きが強まり、東証1部の約7割に当たる1400銘柄超が上昇しました。

ただ、米朝間の威嚇と挑発による緊張状態は続いており、北朝鮮の出方次第では軍事リスクが再び高まるテールリスク(まれにしか起こらないが、起こると想定外の損失が発生)への懸念は払しょく出来ていないため、当面は米中協議を含めた情報を注視する必要があります。

本日の出来事

相場全体では地政学リスクに対する警戒感がある一方、決算発表シーズンに入り、個別企業の決算動向に焦点が移ってきました。現在は2月期決算企業の発表が続くなか、東証1部では7日に好決算を発表したエスクローAJが21%上昇したのを始め、大阪有機化学、ネクステージ、ワキタ、オンワードが10%超上昇しました。一方で今期減益見通しの久光製薬やアドバンは大幅に下落するなど決算の良し悪しを素直に反映した株価の動きとなっています。また、ペプチドリームが米製薬大手との契約締結で約1260億円超の収益インパクトがあるとの発表が買い材料となり19%の大幅高となりました。

今後の視点

北朝鮮では11日の最高人民会議、15日の故金日成主席の生誕105周年の政治日程を控えて予断を許しませんが、米国が軍事圧力を強める一方で体制転換が目的ではないとの考えを示したことは、一気に武力行使には動かないとのメッセージに繋がっていると思われます。このため、少なくとも15日まではテールリスクへの警戒感から為替や株価の膠着状態も予想されますが、何事もなければ来週以降は主要企業が占める3月期決算企業の決算動向に焦点が移っていくと見ています。

需給面では、3月に日本株を大幅に売り越した海外投資家が、例年4月は年金や投信などの中長期資金中心に過去16年連続で日本株を買い越している点に注目しています。

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