Topページ > 投資・資産運用 > 【3月9日】今日の株式相場動向
更新日:2017年3月10日

・日経平均 19318.58 +64.55  TOPIX 1554.68 +4.43   1ドル114.50円  

・東証1部(全2004銘柄) 値上がり1,216 値下がり625  変わらず163

 本日の相場動向

明日発表の米雇用統計の内容を占う上で注目された米ADP雇用統計は、非農業部門の民間就業者数が市場予想の18万9000人増を大幅に上回る29万8000人増となりました。これを受けて、米10年債利回りは市場関係者が重要な節目とみている2.6%目前まで上昇し、為替は1ドル114円台後半まで円安が進展したため、日経平均は5日ぶりに上昇しました。ただ、昨日までの4日間で310円下落していただけに、本日の64円高は反発力が弱い印象であり、引き続き本日の欧州中央銀行(ECB)理事会や明日の米雇用統計を確認するまで膠着状態が続く可能性があります。

東証1部では値上がり1,216銘柄、値下がり625銘柄となり、円安を背景に輸出関連株が買われ、内需株が売られるという前日とは逆の展開となりました。

本日の出来事

企業存続に向けて迷走している感のある東芝は、好悪材料の報道のたびに株価が上下する投機的な動きが続いていますが、本日は再び米原発の損失拡大報道を嫌気し、7%強も下落しました。さらに、今月14日に延期していた決算発表を、米原発子会社との決算調整がつかず、さらに延期する可能性が出てきたことも売り材料となりました。

今後の視点

昨日発表の米ADP雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで、米金利高、ドル高円安、本日の日本株高と、経済の教科書通りの動きを示しました。

明日の米雇用統計も改善すれば、来週15日の米FRBによる利上げはほぼ確実となり、投機筋もこうした動きに逆らってまで円買い・日本株売りを継続する可能性は低いと考えます。ただ、逆に余りに雇用統計の改善が大きいと、FRBが景気過熱を抑えるために金利引き上げのスピードを上げ、短期的に米国企業の業績に悪影響を及ぼすとの懸念から米国株が下落し、日本株も引きずられるリスクは考えておく必要があります。

今週相次いで発表された米国の重要経済指標がいずれも改善したにもかかわらず、NYダウが3日連続下落しているのはそうした解釈があるためですが、一方でそもそも経済が良くなっているからFRBはインフレ抑制のために金利を引き上げるわけなので、そうした解釈をする市場参加者の増加によって米国株も持ち直してくるはずです。

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