
日経平均 18861.27 +51.02 TOPIX 1504.66 +0.12 1ドル110.65円
・東証1部(全2012銘柄) 値上がり730 値下がり1,154 変わらず128
本日の相場動向
日経平均は51円高の1万8861円と反発しました。米国の貿易赤字額縮小を受けた米国株高や円安ドル高を好感して朝方に131円高まで上昇後、午後には株価指数先物へのまとまった売りから下落に転じる場面もありましたが、その後持ち直して0.27%高で終了しました。
一方、東証1部全体の価格変動を示すTOPIXは0.01%高と動きが鈍く、個別には値下がり1154銘柄と値上がり730銘柄を上回りました。
北朝鮮のミサイル発射の影響は限定的とみられますが、今週は米経済指標や米中首脳会談の重要イベントを控えて市場に様子見姿勢が広がっていることが膠着の主因と思われます。
本日の出来事
日銀短観でのファクトリーオートメーション(FA)関連企業の収益改善見通しを好感した買いが入り、キーエンスが4日続伸のほか、SMCやオムロン、ファナックが大幅に上昇しました。
一方、円高の悪影響が大きい自動車株の下落が目立ち、トヨタを始め日産、マツダ、SUBARUなどが年初来安値を更新しました。
今後の視点
昨日発表された米国の貿易赤字は6.6%減、対日貿易赤字も11.6%減と市場予想以上に縮小したことで投機筋が買い戻しに動き、円安株高となりましたが、本日米国で発表される2つの経済指標とFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が、今後の為替と株価に大きな影響を及ぼすと予想されます。
ISM非製造業景況指数が市場予想の57.0、週末の雇用統計を占う上で重要なADP雇用統計が市場予想の18.5万人を上回り、FOMC議事要旨で利上げに前向きな内容が確認されれば、長期金利の上昇とともに投機筋の更なる買い戻しで円安ドル高に繋がるため、日本株も反転上昇に向かうと見ています。
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