Topページ > 投資・資産運用 > ビットコイン取引所18社がハードフォーク問題へ共同声明 一時1000ドル割れも
公開日:2017年3月20日
更新日:2017年3月22日

18日ビットコイン価格は大きく下落。国内取引所では前日比で約13%、安値では105,000円まで、海外取引所では1000ドルを割る下落となりました。

今回の下落はハードフォーク問題に対して世界のビットコイン取引所が共同声明を出したことだと見られています。ここでは、ごくごく簡単にハードフォーク問題について説明します。

ハードフォークとは、別のソフトウェアとして生まれ変わることを言います。ビットコインの問題で言うと、ブロックチェーンのバージョンを互換性のないものとして新しいバージョンに分岐するということです。反対に、旧バージョンの仕様を互換性のある形でバージョンアップすることをソフトフォークと言います。

ビットコインは、システム上いくつかの問題(安全性の問題ではない)を抱えており、遠くない将来に解決しなければならないものとして、スケーラビリティの問題があります。ブロックチェーン技術では、ブロックと呼ばれる単位に取引のデータを蓄積するわけですが、その容量が1MBと決まっているため、処理能力にも限界があります。今後、この最大の処理能力を超えてしまうことになることが想定されています。そのため、このスケーラビリティに対する解決策を模索しているところなのですが、解決方法として、ハードフォーク的に全く新しいビットコイン(Bitcoin Unlimitedと呼ばれています)を作り出す方法と、従来のビットコインをソフトフォークにより解決する方法に分かれ、派閥ができてしまっています。両者の意見が合致しないままハードフォークが行われると従来のビットコインとBitcoin Unlimitedが全く別の仮想通貨として併存することになってしまう可能性があります。

今回の取引所からの声明では、2つのビットコインが共存したとしても、それぞれのブロックチェーンが問題なく独立して運用できることが確認できるまでは、従来のビットコインを入出金の対象とすると述べられており、ハードフォーク実施をけん制する形が取られています。このような混乱が今回ビットコインの価格下落へとつながっています。

なお、このスケーラビリティの問題はビットコイン特有の問題であり、イーサリアムなどはブロックのサイズ制限がないため、スケーラビリティを原因とした混乱は起こらないと言われています。

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