Topページ > 投資・資産運用 > 【FP相談事例】夫がお金にルーズで計画性がありません
公開日:2018年2月21日

今回、ファイナンシャルプランナーへの相談事例は、お金にルーズな夫です。このままではとても不安というSさん。人生100年時代、お金がコンスタントに貯められるのは定年の60歳までです。子供の学費、老後資金、万が一の時のお金、どう資金計画を立てればよいのでしょうか。

夫40歳貯金400万円、大丈夫でしょか?

夫がお金にルーズで住宅ローンが組めません。どうしたらいいの?

今回のご相談者はSさん28歳。夫は体力勝負系の仕事で40歳。昨年、年の差干支一回りで結婚しました。現在貯金は二人合わせて400万円。夫は体力的に55歳ぐらいまでしか働かない予定です。退職金もないということ。また、結婚してからわかったことなのですが、どうやらご主人がお金にルーズだということ。いい会社に就職しているのですが、携帯電話の料金の支払いなどで延滞の履歴が残り、クレジットカードも作れないということ。今後の将来のお金の貯め方が不安で、ファイナンシャルプランナーに相談しようとお越しになりました。

初期段階のヒアリングでわかることがいくつかあります。このご夫婦の場合、ご主人の名義では住宅ローンは組めないだろうということです。携帯電話の料金や公共料金の支払いに延滞がある場合、個人情報の調査機関に履歴が残っていると金融機関では住宅ローンや不動産投資ローンなどの融資が下りないということです。クレジットカードが作れないというのは、おおよそブラックリストに載っているケースが多く、正常な状態になってから6年7年経たないと、金融機関はお金を貸してくれないケースが多いのです。

現状のキャッシュフローの状況を分析してキャッシュフロー表を作成

Sさんの家計は共働きで、Sさんの年収が480万円。ご主人の年収は570万円。今後、二人のお子さんを計画しています。世帯年収1000万円越えています。しかし、計画的な支出と資産形成のプランを考えていかなければ、学費、老後資金、住宅費用という「人生の三大資金」の捻出するのは厳しいかもしれません。
大きなネックは住宅ローンが組めないということと、退職金もなく55歳ぐらいまでしかご主人が働けないということ。Sさんがその後は家計を支えていかなければならないということです。子供これから二人産むとなると、一時的にSさんの収入も減ります。 ヒアリングを終了後、キャッシュフロー表を作成したところ、現状はこのようになりました。

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現状では一時的に現在の生活を維持していけば6000万円を越える貯蓄が出来てもおかしくないことがわかりました。しかしながら、ご主人が55歳でお仕事を辞めるとなると資金計画的には80歳を過ぎたところで資金がショートすることがわかりました。
 現在、夫婦そろって貯蓄型の生命保険や個人年金保険にも加入していないため、老後資金をこれからどう貯めていくかがポイントになりました。この表をSさんに見せたところ、「こんな計画的にはお金は貯められない。お金が貯まってきたら、すぐ使ってしまう人だから」とのことでした。

「お金の貯まりやすい体質づくり」から

Sさんはご主人とも将来のお金のことについて話し合うことが多くなり、ご主人も「なんとかしなきゃならないな」と考えてはくれているとのことでした。
私はまずSさんに、「例えば、Aさんは生活費を使ってからお金を貯めるタイプ。Bさんは最初にお給料から天引きして貯めるお金を確保してから、生活するタイプ。長期的にみて、どちらの方がお金を貯めやすいと思いますか?」と質問しました。下記の図のような感じです。

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Sさんは「Bさんです」と答えました。「そうですよね、まず生活スタイルをこのようなスタイルに変えることがまず大切です。そうすることで、何がわかるようになりますか?
」と質問しました。みなさんはわかるでしょうか。
上記の図の下段の生活スタイルに変えることで次のことが分かります。

  1.  退職金と計画的な貯蓄で将来60歳になったときに「いくら貯まるか」がわかる。
  2. その結果、「今、いくら使えるか」がわかる。
  3. その結果、細かい家計簿をつけなくてもよくなる。

ということです。将来にかかってくるお金(教育資金、老後資金、住宅資金)を逆算して計算し、それに必要なお金を貯めていくことで、計画的に問題解決をしていくことが大切です。

老後に資産を減らさない対策とは?

「学費用」「老後用」と目的を明確にすることで貯める意識を持つ

Sさんのお話を聞いていると、通常の生活をしていれば貯金20万円はできるということでした。それぞれの手取りがSさん35万円、ご主人40万円ということでしたから、20万円貯金しても生活費と家賃で55万円。十分すぎるほどの金額です。ただし、ご主人が後15年しか働けないであろうこと、退職金がないこと、Sさんも2人子供を産んでから正社員として復帰するのは38歳ごろになるということがネックでした。
ご主人に丁寧に説明して、月10万円はお二人のお子様の学費用、月10万円は「退職金に相当するようなお金を貯めること」という明確な目的を立てて、使うことが出来ないように天引きで貯めていくことをお勧めしました。

海外の投資商品には「元本+運用額確保」のものもある

単に貯めるだけでは、資金が80歳過ぎでショートしてしまいますので、「運用金額確保型」の海外投資保険を活用することになりました。15年で140%運用資金確保、20年で160%の運用資金確保というものがありましたので、中長期的に資産形成、資産運用するにはぴったりと判断しました。
為替リスクの問題はあるものの、一定期間を預けると元本+運用金を確保するものであるため、安心できるだろうと。上記のプランを活用しながら、手元にあるお金400万円のうち250万円を5年で10%の運用確保という金融商品も活用して実践していくこととなりました。金融対策を実施したのちに予測されるライフプランは次のようになりました。

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現在から15年後と20年後に計画的に貯めたお金が増えて返って来ているのがわかります。これによる投資効果は2000万円以上が予測されるため大幅にライフプランが改善しました。20年後に受け取るお金も一度に使うことがないため、ある程度のお金は再投資して、運用していくことでSさんが90歳を超えても十分にお金が持つ状態となりました。
Sさんも「どうしたらよいかわからない状態でしたが、こんなに改善するとは思わなかった。やっぱり、ファイナンシャルプランナーに相談してよかった」と大変喜んでおられました。

職場復帰して2年経てば銀行の融資も可能に。

「もう一つ、提案があります」と私は切り出しました。将来、極力貯めたお金を減らさないようにするには、将来もらう年金以外にも、お金が入ってくる仕組みを作ることで、お金を減らさない方法が作れるということです。
特に、Sさんの家計の場合は住宅ローンを組むことが難しいため、ずっと賃貸で生活することが予測されます。その負担を回避する方法として、不動産投資ローンをお勧めしました。Sさんが職場復帰して正社員となり2年間勤続したのちには、年収に応じて金融機関はローンが組めるからです。継続した勤務と安定した正社員というサラリーの収入が証明できれば、与信枠を確保できるのです。
あくまでも、下記の資金計画はシミュレーションでしかありませんが、40歳の時にSさんの名義で2600万円ほどのワンルーム不動産投資を行った場合、Sさんが75歳の時にローンが終わりますから、そこから家賃収入が発生します。シミュレーションは次のようになりました。

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Sさんが75歳以降、資金は減らない状況になっていることが分かります。上記図には不動産の資産価値が反映されていませんが、実際はこの図に不動産の資産価値があるということになります。
せっかく、ファイナンシャルプランナーに相談しに来られたのですから、金融のシステムを駆使して人生を大きく変えた方が将来希望を持っていきる意欲がわくのではと思い提案させていただきました。Sさんは「将来の希望がたくさん見えました。ありがとうございます」と大変喜んでおられました。

まとめ

それぞれの家庭にはそれぞれの事情があるものです。一人で悩んでいるよりも、お金のことはファイナンシャルプランナーに相談することで、今回のケースのように解決の糸口が見つかることもあります。今回のポイントは、「強制的にお金を貯める仕組みを作る」「元本+運用確保型の運用商品を使う」「与信枠を使って、不動産投資をする」という3つのポイントに集約されますが、それぞれの家庭によって対策は変わってきます。一度、ファイナンシャルプランナーに相談されてみてはどうでしょうか。

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