Topページ > 投資・資産運用 > バフェットに学ぶ「お金の教育」の大切さ
公開日:2017年3月6日

世界で最も有名な投資家と言えば、ウォーレン・バフェットです。
彼は、世界で3番目の大富豪でその資産は約8.9兆円です。これは小さな国の国家予算に匹敵する金額ですね。
その資産は、バークシャー・ハサウェイの株です。
バークシャー・ハサウェイは、コカ・コーラやアメリカン・エキスプレスなど世界の誰もが知っている会社の株を持っている世界最大の持ち株会社です。

大富豪になれる秘密はどこにあるのか?

では、どうすれば、バフェットのような大富豪になれるのでしょうか?ヒントとして、バフェットの子ども時代のエピソードをいくつか紹介しましょう。

まず、バフェットが6歳の頃。祖父の営んでいた小さな食料雑貨店から、6本セットを25セントで仕入れて、1本5セントで売ったそうです。全部売ると5セントの利益が出ました。また、小学校の時には、ゴルフコースの中にゴルフボールがたくさん落ちているのに目をつけ、それを拾ってきてパッケージ販売をするということをはじめました。

さらに高校3年生の時には、当初300ドルするピンボールマシンをわずか25ドルで買って、それを友人と修理し、ワシントンD.Cの理髪店にレンタルしました。そのピンボールマシンの1プレイ5セントでゲーム代を徴収したのです。このように彼は小さな時から、お金のしくみについて考えていたのです。どうです? 子どもの頃から、経営の資質が備わっていたのがわかりますね。

お金の教育をされていない残念な日本

アメリカは、「マネー教育先進国」と言われていて、早くから学校教育の現場で、消費教育の経験や投資教育が展開されています。早くから自立を促す実践的な教育カリキュラムが組み込まれているのです。また、クレジットの先進国でもあるので、クレジット教育、投資教育に対しても盛んです。アメリカの家庭では、お金の話をしたり、日常会話の中で投資の話をするのはよくあることなのです。

一方、日本の消費教育は、かなり遅れています。というかほとんどなにもやっていないに等しいです。私が子供の頃の学校では、真面目に働くことは「良いこと」で、お金を儲けることは「悪いこと」のように教えられた記憶が残っています。確かに真面目に働くことは、よいことです。しかし、それだけでは今の生活を維持するだけで終わってしまうかもしれません。将来に対して蓄えを増やすことが必要です。それなのに、日本では投資をすることを「罪悪」だと感じる人が多く、「働いて得たお金を増やす」という発想が身についていません。

とても楽観できない若者のお金事情

ちょっと考えてみてください。

今の60代以降は、年金などが減らされて厳しいのですが、まだ手厚い企業年金、社会保障、そして85歳までの平均寿命で、経済的にギリギリ逃げ切りができそうです。しかし、今の20代・30代の人は、将来に対してかなり不安な要因が多いと思います。

大学新卒社員の年収が、平均で200〜250万円程度、年功序列が崩れて、年齢とともに上がらない給料、管理職ポストの減少で狭き問の出世コース、教育資金の負担増、老後も1人で1人の老後を支えないといけない年金制度、平均寿命が延びて100歳時代に突入などなどを考えると、自分でしっかりライフプランを立てることが必要な時代です。そのことには、多くの若者が気づいていて、あまり消費をしない生活をして、できるだけ蓄えなどに回しているみたいですが、残念なことに、その大半はリスクの少ない預金です。この低金利時代、ほとんど増えることはないでしょう。

そう考えると、金融の知識を持って、お金を増やしていかないと厳しくなるのは目に見えています。日本人はリスク商品を極端に避ける傾向が強いようです。しかし、これもお金の知識を正しく持つことができれば、リスク商品を正しく使いこなすことができます。そうすれば、将来に対してもっと明るい展望を抱けるのでないかと思います。

ジム・ロジャースのお金の教育論

子どもの時のお金の教育について、こんな話もあります。バフェットと同じく、世界的な投資家にジム・ロジャースがいます。ジム・ロジャースは、これまた同じく世界的な投資家ジョージ・ソロスと一緒に「クォンタム・ファンド」を立ち上げて10年で4200%という信じられないリターンを成し遂げた人です。その後、世界中をバイクで旅してギネス記録にもなっています。現在は、シンガポールに在住をしているそうです。ジム・ロジャースには、2人の娘さんがいますが、娘へのお金の教育として、うまれてすぐに、ブタの貯金箱を渡して、ベッドメイキングなどの仕事をするたびに世界中の通貨を渡していたそうです。そして貯金箱がいっぱいになると、一緒に銀行へ行って口座をつくったそうです。また利子がつくと口座の明細を示して、お金について話をするそうです。

あなたのお子さんにも、ブタの貯金箱をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?そして、利息の説明、投資の話などを聞かせてみてはいかがでしょうか?

将来、バフェットをしのぐ世界的な投資家になるかも知れません。

そうなると、あなたの老後は安泰ですね(笑)

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