Topページ > 投資・資産運用 > ボーナスの有効活用!資産運用とローン返済 優先順位はどっち?
更新日:2017年1月31日

ローンがあると利子負担が気になるし、資産運用もしたい。ボーナスが入った時どちらを優先させたほうがよいのでしょうか?どちらが優先なのかは、残債がいくらなのか金利が何%なのかなどケースバイケースです。どのように整理して優先順位をつけたらよいのか具体的にご紹介していきましょう。

負債を整理する

奨学金、マイカーローン、住宅ローンなど負債には様々なものがあります。ついローン残高が少ないものからスッキリ終わらせてしまおうと思いがちですが、金利が低く残りの支払い期間も短い奨学金より金利が高くローン残高が多い住宅ローンがある場合は、住宅ローンを一部繰り上げ返済したほうが有利になります。例えば、大学時代月5万円の奨学金を4年間借り(総額240万円)卒業後22歳から15年で返済中(金利1・08%)、卒業して5年後27歳で住宅ローンを3000万円(金利1.2%)全期間固定の30年ローンを組んだとしましょう。

住宅ローンの借り入れから5年後にボーナスで50万円を期間短縮型(月々の返済額はそのままで借入期間を短くする)で一部繰り上げ返済すると返済期間は4ヶ月短くなり、総返済額は3573万7920円から3558万4716円になり15万3204円負担が減ります。50万円で15万円の効果があるので利回りで考えると実に30%になります。

一方 同じタイミングで奨学金を50万繰り上げ返済すると返済期間は2年1ヶ月短くなりますが、総返済額は260万0640円から258万1488円になり1万9152円負担が減ります。利回りは3.8%とみなすことができます。つまり、このように同じ50万円でもどのローンを優先させるかで効果がかなり異なるので、

何にいくらのローンを

金利何%で

残期間はどれくらいで借りているか

を整理して繰り上げ返済の優先順位を決めるとよいでしょう。

資産運用のリスクとメリット

銀行の普通預金金利は0.001%、個人向け国債10年ものの金利でも0.05%とどこに預けても「運用」とは言い難い金利ですから、「運用」にはリスクが伴う「投資」が必要です。また、政策金利の上昇があると、変動金利で組んでいる住宅ローン金利も上昇し月々の支払いに影響を及ぼします。インフレに対応していくには物価の上昇に負けない運用も必要です。ではリスクを抑えて運用するにはどうしたらいいのでしょうか?

リスクを抑えるには、二つの分散が有効です。まずひとつめは「資産を分散」することです。銘柄や商品を分散させることでリスクを軽減させます。例えば、日本株式ばかりに投資するのではなく海外株式も含めるという方法です。ひとつの商品に限定すると何らかの原因で値下がりするとすべての資産が目減りしてしまいますが、分散しておくと上下のブレ幅を少なくすることができます。

二つめは、「時間を分散」することです。価格が変動する金融商品(例えば金や投資信託)を毎月1回定期的に一定額ずつ買い付ける方法を「ドルコスト平均法」といいます。一定の金額で買うため、価格が安い時は沢山買い、価格が高い時には少ししか買わないという仕組みになるのです。

投資をするには資産を分散して時間をかけて分散することが不可欠です。将来の年金額を考慮すると運用も必要ですが、ローンがある場合においては、優先順位は運用よりもローン返済が上といえるでしょう。しかし、「はじめての人のための3000円投資生活」という本が話題になっているようにコツコツ積み立てて投資することは同時進行していきたいものです。