
はじめに
ゼンショーホールディングスは、「すき家」や「はま寿司」、「なか卯」などの各種外食チェーンに加え、「マルヤ」などのスーパーマーケットを傘下に持つ持株会社です。1997年に東証1部に上場を果たしており、名実ともに日本を代表する企業の一つと言ってもよいでしょう。
数々の有名チェーン店を傘下に収めているだけあって、株主優待ではグループ各社の店舗での食事に使える優待券を年2回贈呈しています。
お得な株主優待
株主優待のメリットは、あまり考えなくても株券をほったらかしで所有しているだけでもらえる点にあります。「投資」というと株券の売買で利益を出すイメージがありますが、それだと毎日相場の動きに目を光らせていなければいけません。本業を別に持つ場合、なかなかそういった監視を続けることはできませんよね。その点、株主優待ですと何もしなくても企業から優待品が送られてきます(例外として、カタログギフトの場合は選ぶ必要はあります)。ストレスフリーなのも、株主優待のもう一つのメリットです。
銘柄基本情報
権利確定月 | 3月・9月 | 優待回数 | 年2回 |
株価 | 2,678円 | 単元株数 | 100株 |
必要投資資金額 | 267,800円 |
※2019年3月5日調べ
この数年の動きで見ると、緩やかな上昇傾向にあると言えます。特に2016年7月から11月にかけて上昇し、2,000円を突破する日もありました。現在は3,000円に届かないまでも、安定的に2,600円前後を推移しているため、きわめて堅調です。2016年11月には増配(8円→9円)を発表したことで、この1年の最高値をつけました。
優待配当利回り情報
配当(1株) | 36円(2回分) | 配当利回り | 1.34% |
優待の価値 | 2000円相当(2回分) | 優待利回り | 0.74% |
トータル利回り | 2.08% |
※2017年3月3日調べ
優待利回りも配当利回りも、それほど高くありません。しかし、ゼンショーホールディングスの優待の魅力は何と言ってもその使いやすさ。どこの街に行ってもすき家やなか卯、はま寿司やココスなどグループのお店が軒を連ねていますから、その気になればいつでも優待券を利用することができます。2,000円分あれば、家族3~4人が入っても十分お得感を味わえますよね。
株主優待の内容紹介
3月末や9月末の時点で株券を保有していた場合、以下の表の要領で優待券が配布されます。
所有株数 | 優待券 |
100株以上300株未満 | 食事優待券1,000円分を年2回 |
300株以上500株未満 | 食事優待券3,000円分を年2回 |
500株以上1,000株未満 | 食事優待券6,000円分を年2回 |
1,000株以上5,000株未満 | 食事優待券12,000円分を年2回 |
5,000株以上一律 | 食事優待券30,000円分を年2回 |
使用できる店は「すき家」「ココス」「宝島」「エルトリート」「牛庵」「いちばん」「ビッグボーイ」「ヴィクトリアステーション」「久兵衛屋」「はま寿司」「なか卯」「ジョリーパスタ」「華屋与兵衛」の13種類。
有名チェーン店が多く含まれているので、使いどころには困りませんね。
また、300株以上保有する株主で、希望者には家で食べられるインスタント食品やコーヒーなどと引き替えられる制度も作っています。
まとめ
ゼンショーホールディングスは、すき家やなか卯など名だたる外食チェーン店を傘下に持つ巨大企業です。株主優待も配当利回りも、利回りの数字自体が高いわけではありません(合計約2%)。しかし、すき家やなか卯を始めた13ものチェーン店で使用できるため、使い道が幅広いことで人気銘柄の一つとなっています。家族でレストランに出かけた際に、ぜひとも使用してみたい銘柄です。
今から始める、ふるさと納税
ふるさと納税はお済みでしょうか?応援したい自治体に寄付をすることで税金が控除され、さらに寄付を受けた自治体から返礼品としてお礼をもらえるお得な制度です。まだこれからの方は、これを機会に始めてみるのはいかがでしょうか。
【株主優待に関する関連記事】
めざせ株主優待生活!申込ポイントや注意点を解説
知って得する!株主優待の魅力と銘柄選びのポイント