
はじめに
全国に様々な種類のファミリーレストランを展開しているレストランチェーンです。2006年に一度上場廃止したものの、2014年に再上場しました。再上場をしてからは、公募価格を割り込んだこともなく、おおむね順調に推移していると言えます。すかいらーくだけではなく、ファミリーレストランの株主になることで期待するのは、食事の割引サービスを受けることですが、すかいらーくもお食事券として発行しています。1回500円までの割引と金額に上限があるものの、使いやすさという点では非常に効率が良いでしょう。
お得な株主優待
すかいらーくの株主優待の良いところは、全国のすかいらーくレストランツ、二ラックス、トマトアンドアソシエイツの運営する店舗で使用できることです。全国出店しているガストやバーミヤン、ジョナサンなど、合計で23種類のレストランチェーンで使用できるということになります。また、宅配ガストなど、自宅まで配送してもらえるサービスに対しても使うことができるので、使い勝手の良い優待サービスだと言えるでしょう。
銘柄基本情報
権利確定月 | 6月・12月 | 優待回数 | 年2回 |
株価 | 1,624円 | 単元株数 | 100株 |
必要投資資金額 | 162,400円 |
※2017年2月27日調べ
2015年に出店した新ブランドが好調で売り上げ増に繋がっている他、スマートフォンアプリなどで配信しているクーポンを細かく配信することで、既存顧客の呼び込みにも成功しています。天候によって売上の上下はあるものの、昨年2016年の同時期に比べて、好調であると言えます。
すかいらーくグループでは、メニュー開発に力を入れていて、毎月のように期間限定メニューなどが発売開始しています。新しいメニューで新規顧客の呼び込み、既存顧客の掘り起こしができているので、前年度、前月度の収益を大きく割り込むといったことは無さそうです。
優待配当利回り情報
配当(1株) | 40円(2回分) | 配当利回り | 2.46% |
優待の価値 | 6,000円相当(2回分) | 優待利回り | 3.69% |
トータル利回り | 10.08% |
※2017年2月27日調べ
株主優待についても、利回りから見て堅調だと言えます。株価が同じ価格帯のジョリーパスタと比べて、配当利回り、優待利回りとも、倍近くの開きがあります。同業大手のサイゼリヤと比べても、利回りでは2ポイント以上の差がありますので、保有していて得をする株だと言えます。
株主優待サービスであるお食事券も、保有する株式が多ければ多いほど、優待利回りも上がっていくので、すかいらーくグループのレストランをよく使うのであれば、上限である10,000株まで持っても良いかもしれません。効率を考えるのであれば、100株保有で良いでしょう。
株主優待の内容紹介
1枚の食事券で500円の割引をすることができます。3,000円分を年2回送ってくるので、合計で12回の割引(6,000円分)を受けることが可能です(100株保有の場合)。一部の店舗を除いて、グループチェーンのレストラン、配達であれば使用可能ですので、気軽に使うことができます。全国チェーンなので、地域差を考えなくて良いことも、人気の理由の一つです。
会計が500円に満たない場合は、お釣りが出ませんので、必ず会計が500円以上の時に使うようにしましょう。また、期限が切れたお食事券は使用不可となるため、必ず期限を確認するようにしましょう。
優待食事券 6月分
優待必要株数 | 優待内容 | 備考 | 発生月 |
100株以上 | 食事券 3,000円相当 |
※1、すかいらーくレストランツ(Sガストを除く)、ニラックス(一部店舗を除く)、トマトアンドアソシエイツの運営する店舗について、1枚当たり税込価格から500円割引にて利用できる。 ※2、有効期限の経過した株主優待券は利用できない。 ※3、現金との引換え、及び釣銭を出すことはできない。 ※4、25%割引券を除く各種割引券との併用が可能。 |
6月 |
300株以上 | 食事券 9,000円相当 |
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500株以上 | 食事券 15,000円相当 |
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1,000株以上 | 食事券 33,000円相当 |
優待食事券 12月分
優待必要株数 | 優待内容 | 備考 | 発生月 |
100株以上 | 食事券
3,000円相当 |
※1、すかいらーくレストランツ(Sガストを除く)、ニラックス(一部店舗を除く)、トマトアンドアソシエイツの運営する店舗について、1枚当たり税込価格から500円割引にて利用できる。 ※2、有効期限の経過した株主優待券は利用できない。 ※3、現金との引換え、及び釣銭を出すことはできない。 ※4、25%割引券を除く各種割引券との併用が可能。 |
12月 |
300株以上 | 食事券 11,000円相当 |
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500株以上 | 食事券 18,000円相当 |
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1,000株以上 | 食事券 36,000円相当 |
まとめ
全国的にレストランを展開しているすかいらーくの株主優待は、負けなしと言っても良いかもしれません。優待利回りが良く、地域を限定されることもなく、株価も比較的手を出しやすい金額であるため、利用している人も多いでしょう。食事チェーン店であれば、間違いなく、保有候補に入れても良いくらいです。また、100株から始めて、少しずつ株式の保有数を増やしていくことで、より多くの株主優待サービスを受けることができます。株価を2016年7月に大きく下げて、そこから少し上げてきているので、長期保有するタイミングとしては丁度良い頃合いだと言えそうです。
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