はじめに
日本の自動車は、その精密性が海外でも高く評価されています。様々な技術が集結されている中でも日信工業が担っているのが、二輪・四輪ともに実績を誇る「ブレーキ技術」です。本社は長野県ですが、日本国内に留まらずアメリカ・中国・スペイン・アジアなど海外へも拠点を広げて開発、生産をしています。日信工業では、3月と9月の年に2回株主優待が実施されます。
お得な株主優待
株主優待とは、企業の株を一定以上保有していることで得られるものです。自社商品だったり、クオカードや図書カードだったりと内容は様々で、その株主優待を目当てにその企業の株を購入する方々もいます。自社を支持してくれる株主の存在は大切なので、優待にも力を入れている企業が多いです。
銘柄基本情報
権利確定月 | 3月・9月 | 優待回数 | 年2回 |
株価 | 2,003円 | 単元株数 | 100株(優待発生株数は300株) |
必要投資資金額 | 600,900円(300株) |
※2017年2月15日調べ
※優待が発生する300株が必要な場合
2017年1月に第3四半期の決算発表があり、通期の連結税引き前利益が28%上方修正されました。増益率は33.8%拡大する見通しで、それを受け、株価は1,800円代から2,000円目前まで上昇しました。現在は2,000円を突破しています。年間配当は42.5円から45円に増配される見通しで、安心して投資できる優良企業として位置づけされています。
優待配当利回り情報
配当(1株) | 45円(2回分) | 配当利回り | 2.24% |
優待の価値 | 3,000円相当(2回分) | 優待利回り | 0.99% |
トータル利回り | 3.23% |
※2017年2月15日調べ
利回りの比率は3.23%と悪くなく、特に配当の利回りはなかなか良い水準であることがわかります。ただ、単元株数は100株ですが、優待の対象となるには300株以上保有する必要があるので壁が高いという声もあります。優待が年に2回もらえるので、楽しみが多い点は人気の理由のひとつかもしれません。頑張って300株以上保有したいところです。
株主優待の内容紹介
300株以上保有の株主 | 3,000円相当の商品 |
1,000株以上保有の株主 | 5,000円相当の商品 |
ハムをはじめとするお肉の加工品と、ジャムや和菓子などの詰め合わせが多いですが、いずれも本社がある長野県の特産品であることが特徴です。ハムは毎日の食卓を格上げしてくれますし、何よりご当地ハムはなかなか購入する機会がないので、贈られてくると嬉しいですね。信州では栗の和菓子が有名で、「栗かのこ」など銘菓が贈られることもあります。300株で3,000円相当、1,000株になると5,000円相当の品となり、その場合はハムに加えてベーコンがもらえたり、同じく長野県名産とされる七味が同封されます。
まとめ
利回りに関しては標準ラインですが、日信工業の株主優待でもらえるのは家庭で消費しやすい食品ばかりなので活用性が高いです。ご当地の特産品が詰合せで届くというのも、お得感や楽しさを感じられるポイントですね。株価の値動きは多少あるものの、事業の見通しが良く安心して長く持てる株なので、保有することをおすすめします。
【株主優待に関する関連記事】
2017年事始め、株主優待を賢く受け取る方法とは?
めざせ株主優待生活!申込ポイントや注意点を解説
知って得する!株主優待の魅力と銘柄選びのポイント