
はじめに
関門海は大阪に本社を持ち、リーズナブルなてっちりを提供するふぐ料理専門店として創業しました。今ではふぐ料理店だけでなくカニ料理店、スペインバル、カレー料理店など複数の業態に手を伸ばし、フランチャイズ展開も始めたことから、関西から北海道に渡って約100店舗を運営する大企業へ成長しました。そんな関門海の株主優待は、シンプルに自社のふぐ料理店・カニ料理店で使用できる優待券となっています。100株で1,080円(税込)、300株で4,298円(税込)がもらえます。
お得な株主優待
株主優待は、権利確定月に株券を保有している株主に対して、現物の形で贈呈される企業からの特典です。配当金は金銭のかたちで贈呈されるのに対し、株主優待はクーポン券、その企業の製品、商品カタログなどが中心となっています(関門海は食事券)。近年では株主優待に対する個人株主や企業の注目度も高く、株主優待への人気によって株価が下支えされているような企業も出てきているほどです。
銘柄基本情報
権利確定月 | 3月・9月 | 優待回数 | 年2回 |
株価 | 348円 | 単元株数 | 100株 |
必要投資資金額 | 34,800円 |
※2017年3月3日調べ
この1年間はそこそこ株価の値動きが大きくなっています。特に、2016年7月には株価が急騰しました。6月から7月にかけて新株予約権(有償ストック・オプション)の発行と第三者割当による新株式発行、東証マザーズから東証2部への上場市場変更など、積極的な動きを見せたことが原因として挙げられます。2017年になると、再び株価が上昇傾向を示すようになりました。
優待配当利回り情報
配当(1株) | 0円 | 配当利回り | 0.00% |
優待の価値 | 1,080円分相当 | 優待利回り | 8.22% |
トータル利回り | 8.22% |
※優待利回り:300株保有で4,298円分の食事券を年2回もらった場合
※2017年3月3日調べ
優待利回りそこそこ高いです。食事券自体は関西から北海道にまで展開されている関門海のふぐ料理店・カニ料理店で使用できるものですから、使いやすいことは間違いありません。なお12月1日から翌年1月9日にかけては使用できないことになっているので、年末年始の食事に使用することは考えないようにしましょう。
株主優待の内容紹介
3月と9月の年2回が権利確定月となっています。この月末に株券を保有していた場合、6月下旬ないし12月下旬に関門海の「玄品ふぐ」「ふぐ・かに専門玄品」「玄品以蟹茂」で使用できる優待食事券が発行されます。
所有株数に応じて、値段や枚数が変化します。
所有株数 | 優待券 |
100株以上300株未満 | 1,000円(税抜)相当額の優待券1枚 |
300株以上600株未満 | 3,980円(税抜)相当額の優待券1枚 |
600株以上1,000株未満 | 3,980円(税抜)相当額の優待券2枚 |
1,000株以上 | 3,980円(税抜)相当額の優待券3枚 |
ただし、毎年12月1日から翌年1月9日という最もてっちりを食べたい繁忙期に使用できないのは残念なところです。これ以外の時期にも行けるほど「玄品ふぐ」などが近くにある場合はかなりお得ですね。
まとめ
関門海は、関西を中心にふぐ料理店・カニ料理店などを運営する企業です。株主優待では、100株で1,080円(税込)などの金額の食事優待券がもらえます。関門海のふぐ料理店・カニ料理店で使用できますが、年末年始の時期には例外的に使用できなくなってしまいます。近くに対象料理店がある場合、優待利回りもそこそこ高いことから、保有を狙ってもよいでしょう。
【株主優待に関する関連記事】
2017年事始め、株主優待を賢く受け取る方法とは?
めざせ株主優待生活!申込ポイントや注意点を解説
知って得する!株主優待の魅力と銘柄選びのポイント