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お金の基礎知識お持ちですか?
日本ではお金について学ぶ機会が少ない
諸外国では学校の授業の中でお金について学ぶ機会が科目として設けられているほどです。しかしながら、日本にはお金について高等学校までは学ぶことはほぼないと言えます。そのため、お金について苦手意識を持っている人が多く、社会人になってみても上手にお金が貯められなかったり、貯めているお金を運用することを積極的にしている人は少ないようです。
お金のことを学び始めると、「複利」「運用年数」「利率」などの言葉が出てきますが皆さんはそのことについてきちんと理解しているでしょうか。日本人は、お金に関する基礎知識(金融リテラシーと言います)が乏しいと言われます。学んでみれば、「早く知っておくべきだった」ということがたくさん出てきます。
お金について何を学べばいいの
誰しも、お金は大切だと思っています。そして、出来ることならお金をたくさん貯めたい、増やしたいと思っています。でも、その上手なふやし方、上手な貯め方について学びたいと言ってもどこから何を勉強し始めればよいのでしょうか。
また、勉強し始めたことが本当のことか、上手に情報操作されずに金融知識を身に付けるにはどのようにすればいいのでしょうか。何も知らないでいると、その道の専門家にいいようにカモにされる方も多いのです。あなたは大丈夫ですか?
お金のことはFPに聞こう
お金の専門家ファイナンシャルプランナー(FP)
アメリカでは「3人の大切な友人を持ちなさい」というのが常識になっています。それは、医師、弁護士、FPです。つまり、自身の健康のことは医者に、法律的なことは弁護士に、そしてお金のことについてはファイナンシャルプランナーに聞くということです。人生でこの3人の友人をしっかり持つことが大切だと教えられます。残念ながら、日本では主治医を持つことはある程度浸透していますが、その他二つは知られていません。
特にお金のことに関しては苦手意識からか、何も策を練らないまま大人になる人が多いのです。お金のことに関しては、ファイナンシャルプランナー(FP)に一度相談することをお勧めします。
相談できるファイナンシャルプランナーとは
ファイナンシャルプランナーとは、預金、保険、年金、税制、不動産、相続、株式などお金に関する知識を幅広く持ち、お金に関する人生設計(ライフプラン、キャッシュフロー表)を立ててくれる専門家です。
日本では国家資格として「ファイナンシャルプランニング技能士」として認められています。お金のことについて何か学ぼうとしたときの資格としても広く知られており、金融機関に勤務している人の多くがその資格を取得しています。
しかしながら、資格を持っていたからと言ってその人が的確なアドバイスが出来るかというとそうとは限りません。大切なのは実務に強いファイナンシャルプランナーを選ぶことが大切です。
実際にホームページなどで、資産形成相談や金融相談をしている独立系のファイナンシャルプランナーの事務所に聞いてみるとよいでしょう。銀行や保険会社や証券会社では、自社に有利な情報のみを提供するところもあるかもしれません。中立的な立場で、その方のリスク許容度、年収、資産状況を的確に分析してくれるところが良いと思われます。
まとめ
ではFPに何を相談すればよいのでしょうか。金融の知識はすぐに身に付けることはできません。ですが、FPに相談しながら少しずつ的確に知識を身に付けることは可能です。まず、ご自身の資産や状況を整理し、今自分がどの地点に立っているか、将来どこまで生きたいか、将来家購入したり、子供のための学費を貯めたり、老後の資金を確保したりするために何が必要なのかをFPに相談してみましょう。
今自分がいくら貯められる環境にあるのか、毎月いくら使えるか、将来いくら貯まるかといったことが明確になれば、漠然としたお金の不安は消えていきます。そのためのあなたのサポーターがファイナンシャルプランナーなのです。一度、お金のことについて整理して、未来のお金の計画表を作ってもらうとよいですよ。
[コラム提供:マネープランナーズ]
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