Topページ > 納税 > 家族構成のケーススタディから知ろう、お得なふるさと納税活用術
更新日:2016年12月13日

ふるさと納税の制度を使って市町村等に寄附をする場合、寄附額に上限はありませんが、税金の控除面からみれば、最適な金額が存在します。世帯構成(独身やファミリー等)や年収によって違うので、いくつか例を挙げて試算してみました。

人によって最適な金額が異なる理由

住民税から控除できる上限は個人住民税所得割額の2割となっていて、所得割の額は人によって異なるので最適な金額も異なります。住民税所得割額は「(所得金額-所得控除)×税率10%」で求めます。所得金額は年収によって異なり、所得控除の中にある人的控除も、配偶者や扶養親族の人数によって控除額が異なるため、住民税所得割額もそれに伴い異なります。

なお、寄附する時には計算の基になる税額は確定していないので、最適な金額を細かく算出することはできません。前年の税額等を参考におおよその金額を把握してみると良いです。

目安表で上限額を簡単に確認できる

総務省ふるさと納税ポータルサイトにある「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」で上限額の目安を簡単に確認できます。寄附金控除額の計算シミュレーションを使って試算しながら表を作成してみました。

ふるさと納税の目安表

資料:総務省ふるさと納税ポータルサイト(一部計算シミュレーションにて筆者が試算)

※共働きはふるさと納税をする人が配偶者(特別)控除の適用を受けていない場合。夫婦はふるさと納税をする人の配偶者に収入がない場合。高校生は16~18歳の扶養親族、大学生は19~22歳の特定扶養親族の場合。

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年収390万円の独身者は上限40,000円が最適

実際にケースに合わせて試算してみましょう。

例えば、年収390万円の独身の場合、寄附者の年収は3,900,000円と入力し、家族構成は全て入力せず、寄附しようとする額に適当な数字を入れてみます。すると、試算結果(控除額と自己負担額)が出ます。

39,000円の寄附……控除額37,000円、自己負担額2,000円

40,000円の寄附……控除額38,000円、自己負担額2,000円

41,000円の寄附……控除額38,691円、自己負担額2,309円

この場合、寄附額は40,000円までなら自己負担が2,000円で済みます。つまり、年収390万円独身の最適な寄附額は40,000円と言うことになり、10,000円の寄附を4か所できます。

ふるさと納税独身のケース

もし返礼品を受け取れるなら、独身の場合なるべく日持ちのして料理する必要のない「酒」「酒のつまみ」「菓子」「コーヒー」「はちみつ」などは如何でしょうか?

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夫年収660万円、妻専業主婦、高校生1人では上限70,000円が最適

同様に寄附金控除額の計算シミュレーションで試算してみましょう!寄附者の年収は6,600,000円と入力し、家族構成は配偶者専業主婦に1人、扶養親族高校生に1人と入力します。寄附しようとする額に適当な数字を入れてみると、次の試算結果(控除額と自己負担額)が出ます。

 69,000円の寄附……控除額67,000円、自己負担額2,000円

70,000円の寄附……控除額68,000円、自己負担額2,000円

71,000円の寄附……控除額68,645円、自己負担額2,355円

この場合、寄附額は70,000円までなら自己負担が2,000円で済むので、最適な寄附額は70,000円と言うことになり、10,000円の寄附なら7か所できます。もし返礼品を受け取れるなら、食べ盛りの高校生もいるので、食料または生活必需品「米」「肉」「魚介類」「果物」「野菜」「菓子」「飲料」等を組み合わせてみては如何でしょうか?

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終わりに

自己負担が2,000円で済む最適な寄附額の目安は、目安表で確認したり計算シミュレーションで試算したりすればわかりますが、前提条件が違えば額も変わります。あくまで目安として考えると良いでしょう。返礼品を期待するなら、普通に買ったら高そうな品を選ぶと得した気分になります。数万円単位で寄附したら何を選んでもお得になりそうですけどね。

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※税控除額の計算や申告方法等について不明点がある場合は、寄附する市町村等に必ず確認するようにして下さい。