Topページ > 納税 > 【ふるさと納税 超ビギナー向け】「簡単」「わかりやすい」ふるさと納税の仕組み【第1回(全3回)】
公開日:2018年9月10日

「ふるさと納税」人気は、加熱する一方です。でも、本当に誰にとっても「お得」なのでしょうか?実は、「ふるさと納税」をして、得をする人と損をする人がいるのです。なぜでしょうか?それは仕組みそのものからくるものなのです。そこを理解すれば、得をする人にとっては、本当にお得。あなたが「得をする人」なら、知らないと損ですよ。

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「ふるさと納税」で、損する人?得する人?

あなたはどちらかを、まず見極めるよう

 

「ふるさと納税が、お得だってよく聞くけど。なんだかイマイチ、よく分からないのよね~」

「説明を読んでも、めんどくさそうだし」

「主婦の私たちでも、本当にお得なのかしらね?」

 

実際に、私(ライター)が聞いた会話です。

 

「難しそう」「よく分からない」「面倒くさい」

この「3種の神器?」が、「ふるさと納税」を利用しない方のネックではないでしょうか?

 

逆に言えば、「簡単」「わかりやすい」「便利」であれば、トライできると言うコトに。

 

けれども、どんなものにも良いことづくめというものはなく、メリットもデメリットもあるのが現実。

実際、損する人も、得する人もいるのが現状です。

 

「私は、ふるさと納税した方が、損か得か、どちらなのか?」

トライする前に、まず自分の立ち位置を、はっきり把握するコト。

その上で「得する人」ならば、

「どうすれば、より得できるのか?」「どうすれば失敗しないか?(損しないか?)」

を、よ~く確認するコト。

 

「ふるさと納税の仕組み」と、このポイントさえ理解して使いこなせれば、「得する人」は、トライしないと損ですよ~。

 

最大のメリット!実質2,000円・通販感覚で、豪華なお礼品をゲットできる

 

「ふるさと納税」の最大のメリットは、簡単に言ってしまえば、「2,000円でそれ以上の豪華な品を、通販感覚で買えるようなもの」です。

 

たとえば実質2,000円の寄付で、ウン万円もする、高級ブランド牛肉・こしひかりなど人気銘柄のお米などを、(寄付した自治体から)お礼にいただけるのです。

 

食品だけではなく、パソコンやロボット掃除機などの人気家電品、高級アパレルブランドから、今超人気の舶来ベビーカー、旅行券、高級レストランのお食事券まで、ありとあらゆるものが揃うようになりました。

 

しかも、「さとふる」「ふるなび」「楽天」など、専用ポータルサイトで手続きを行えば、寄付する自治体、返礼品(寄付のお礼の品)選びから申し込み・支払いまで一括でできて、簡単!まさに通販のお買い物感覚ですね~

ふるさと納税ポータルサイトごとの違いは?2008年に始まったふるさと納税も2015年からさらにその盛上がりをみせ、ポータルサイトも複数立ち上がっています。そこで、今回は主要なポータルサイトを比較してみまし...

「節税」というより、2,000円でいろいろもらえる制度と言えるかもしれません。

 

「ふるさと納税」とは?いまさら人に聞けない基本の「き」。

具体的な手順をイメージすれば、わかりやすい!

 

「ふるさと納税」をものすご~くざっくり言うと、自分で選んだ自治体に寄付をする代わりに、自分にかかる「所得税」や「住民税」が安くなり(控除されると言います)、その上寄付した自治体からお礼の品をいただける制度です。

 

自分の「ふるさと」でなくてもいいですし、実は「納税」ではなくて「寄付」なんです。

(なぜ「ふるさと納税」と言うかは、こんがらがるので後ほどご説明します)

 

あなたが「ふるさと納税をする」イメージをつかんでいただくために、具体的な手順に沿ってご説明しますね。

たとえば、あなたが東京都渋谷区に住んでいるとします。

ふるさと納税のポータルサイトを見て、数多くの豪華な返礼品にあれこれ迷ったすえ、「やっぱり〝松阪牛〟が食べたいわ~と思い」、〇〇県〇〇市に1万円のふるさと納税を申し込み、支払いを済ませました。(2018年度は、12月31日まで)

すると〇〇市からは、寄付のお礼品の「松阪牛」と、「ありがとうございます。1万円いただきましたよっ」という「受領書」が、あなたのところへ送られてきます。

家族で美味しく、「松阪牛」をステーキにしていただきます。

年があけ、2019年2月16日から3月15日までの確定申告で、「受領書」を使い「寄付金控除」を申告します。

税務署から2018年分の所得税の一部が戻って(還付されて)きます。(2019年3~4月に、還付金が口座に振り込まれます)

また2019年6月から支払いが始まる東京都渋谷区の住民税も、減額となります。(住民税の通知は5月ごろに届きます)(わかりやすくするために、ワンストップ制度は省略しました)

 

ここがポイント

寄付した「全額」が戻ってくる、安くなるのではなく、2,000円を超えた分だけです。

この場合、寄付:1万円-2,000円=8,000円分が、戻ってくる、あるいは安くなります。

実質2,000円というのは、ここからきているんですね。

以上が、ざっくりとした手順です。

なんとなく、イメージしていただけましたか?

 

(会社員など、ある条件の人が使える「ワンストップ制度」もあります。この人は、確定申告はいりません。年末調整で会社が済ませてくれますから、面倒くさい感がいっそうなくなりますね!)

 

なぜ「ふるさと納税」と言うの?

 

ここまで、記事の都合上、まず「お得」「お得」と連呼し、恥ずかしながらお金の話ばかりしてきましたが、そもそも「ふるさと納税」は、お金のためだけに考えられたのではありません。

地方格差を、寄付によって改善しようというという「社会貢献」が、本来の趣旨なので

す。

 

「格差社会」と言われる中、「地域格差」もいっそう進んでいます。

ふるさとの田舎で育っても、仕事のため、子供の進学のため、都市部へと人口が集中してしまいます。

 

子供の頃の教育費・医療費・その他、育ててくれたのは、ある意味でふるさとの自治体の税金のおかげさま。でも、大人になって、就職し、所得税その他を支払うのは、都会の自治体へです。

 

この不公平感、格差をなくすために考えられたのが、「ふるさとに寄付しよう」という「ふるさと納税」なのですね。

実際は、今住んでいる自治体に払う税金分を、「寄付」という形で地方自治体に納めるというコトなのです。

 

「寄付」を受ける自治体は、お礼品をお返しします。

これはその地方の特産品であることが多く、寄付収入が増えるだけではなく、地元産業の活性化にもなります。

また、自治体の知名度も上がります。

 

当然、都市部の税収は減るのですが、その分は国が補填(ほてん)しています。

 

また寄付をする人は、地方自治体での自分の寄付の、税金の使い道も指定することができるんですね。

日本は災害が多いのですが、地震や台風被害を受けた自治体に、災害復興のために使うことを指定して、「ふるさと納税」をすることもできます。

 

どうせ税金を払うんだったら、お世話になった地方や、災害地、好きで応援したい地方を選んで払いたいっていう気持ちも働きますよね。

 

ここがポイント

以上をまとめてみます。「ふるさと納税」をすると、

 

  • 自分で納税(寄付)する自治体や、寄付した自治体での寄付の使い道を選べる。
  • 金額次第では、2,000円の自己負担だけ。
  • 返礼品の選び方では、自己負担の2,000円を遙かに超えた金額の品がもらえる。

 

つまり、「いいことさせていただいたよね」っていう精神的な満足と、「経済的に得したね~」という現実的な満足の、二度おいしい制度なんです。

 

ふるさと納税で、得するか損するかは、あなたの「所得」「家族構成」によって決まる!

ここまではいいことづくめのように思えるのですが、これからが本番です。

 

「ふるさと納税」は、「節税対策」として誤解を招きがちですが、厳密に言えば「節税にはなりません」。

 

「ふるさと納税として寄付で払えば、その分の所得税・住民税としては払わなくていいですよ」というコトで、「税金の払い方を選んでいるだけ。支払う税の金額はほとんど変わらない」、という仕組みを理解しておかなければなりません。

 

さらにふるさと納税は、実は2,000円の出費なのです。

 

税金が寄附金に名前を変えて出ていき、2,000円引かれて返ってくるものですから、厳密には節税にはならないとも言えるでしょう。

2,000円以上の価値のある返礼品をいただいて、始めて経済的に「お得」なのです。

(ですから、「還元率」の高い返礼品に、人気が集中するのです)

 

本来払うはずの所得税や住民税を、選んだ自治体へ「寄附する」という制度なのですから、所得税や住民税が高い人ほど、そのぶん多く寄付ができ、逆に言えば少ない人は、寄付できる金額が少くなる制度だとも言えます。

 

所得税の高い方。たとえば、年収2,000万円の方の場合、実に564,000円の返礼品が実質2,000円でゲットできます。

こうなると、投資のように加熱してきますよね。

 

所得税は、収入自体の多少でも決まります。

また、「住宅ローン控除」「高額の医療費控除」などを受けている方、「自営業の方」「扶養家族の人数や年齢」によっても、所得税がかなり控除されて低いので、収入が高くても注意が必要です。

 

さらに、非課税の方は、もともと税金を納めていないので、利用しにくい制度なのです。

 

もちろん、税金の少ない方・非課税の方でも、「ふるさと納税」の寄付はできます。返礼品もいただけます。しかし、寄付した分控除されない(返金されない、安くならない)のです。

 

つまり、金銭的には、「損」をしてしまう。(精神的には、寄付ができて満足感があるでしょうけれども)

 

いいかえれば、自己負担金2,000円だけですむ寄付の「上限額」が、「収入」「家族構成」その他によって、細かく変わってくるのです。

 

ここがポイント

その人(世帯)によって、自己負担2,000円だけですむ上限額は変わってきます。

 

つまり、自分の「上限額がいくらか」を把握するコトが、得か損かを分ける、最大のポイントなのです!

 

この「上限額」を知るのが、結構タイヘンなのですが、楽ちんな方法があります。

「ふるさと納税ポータルサイト」で、必要事項を入力するだけで、シミュレーションできる「シュミレーター」を利用するコトです。

 

【ふるさと納税 超ビギナー向け】シリーズ第2回に続きます。

 

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