Topページ > 納税 > 45歳エリートビジネスマン「ふるさと納税」の活用方法とは?
公開日:2017年2月1日

サラリーマンの節税対策として、すっかり有名になったふるさと納税ですが、メリットを100%生かしきるのは至難の業。節税メリットの上限額や、返礼品の選び方など、なかなか奥が深いようです。今回は、45歳エリートサラリ―マン共働き世帯の、ふるさと納税の活用例を、シミュレーションで見ていきましょう。

3人家族、「ふるさと納税」活用シミュレーション

【会社員 Aさん】

Aさん 45歳 会社員 年収1000万円
妻   44歳 パート 年収100万円
長女   14歳 中学生
貯蓄額 300万円
基本生活費 30万円

Aさんは、一人娘が小学校入学のタイミングでマイホーム購入をしました。昨年繰上げ返済をしたばかりなので、貯金が少なくなっています。今後は教育費もかさむので、生活費はできるだけ抑えて貯金にまわしつつも、家族の時間を大切にしたいと考えています。

Aさんが「ふるさと納税」をすると家計はどうなるでしょうか。

「ふるさと納税」活用前の税金を確認しよう

所得税と住民税は、収入から給与所得控除と各所得控除を差引いた課税所得から計算します。

【Aさん】

所得税は課税所得の金額で税率が異なる、累進課税となっています。Aさんの場合は、所得税は課税所得の 20%です。

年収1000万円-{220万円(給与所得控除)+120万円(社会保険料控除)+38万円(基礎控除)+38万円(配偶者控除)}=584万円(課税所得金額)

(所得税) 584万円(課税所得金額)×0.2(税率)-42万7500円(控除額)=74万500円

住民税の計算では、基礎控除と配偶者控除が33万円になり、税率は10%です。

年収1000万円-{220万円(給与所得控除)+120万円(社会保険料控除)+33万円(基礎控除)+33万円(配偶者控除)}=594万円(課税所得金額)

(住民税) 594万円(課税所得金額)×0.1(税率)-所得割額調整=59万1500円(住民税額)

家族が楽しめる「ふるさと納税」にチャレンジしよう

Aさん夫婦は、共働きとは言え、妻は扶養の範囲内におさまるよう年収100万円のパート勤務です。節税は、そもそも税金を納めていなければ意味がありませんので、ここはAさんの名義でふるさと納税にチャレンジします。

妻に喜ばれる返礼品はスイーツがオススメです。まずは日ごろの感謝をこめて、奥様に喜ばれる品物を選ぶとよいでしょう。ふるさと納税の返礼品は、地域の特産品が多いのですが、なかでもオリジナリティあふれるスイーツやアクセサリーがオススメです。

鹿児島県鹿屋市 「オリジナル贅沢プリン15個セット」1万円

厳選されたこだわりの材料で作られたプリンはなめらかで、とってもクリーミー。一口で幸せな気分になること間違いなしです。

大分県佐伯市 「アコヤ真珠ピアス」2万6000円

大分で養殖した、質のよいアコヤ真珠を使用したピアスです。シンプルなパールピアスなら、ひとつは持っていたいアイテムです。

子供には体験型の返礼品をセレクトしてみましょう。子供には、たくさんの体験を通じて世界を広げてほしいですね。そんなニーズに応えるような、自然の力を全身で感じられるユニークな返礼品もあります。

北海道新得町 「十勝川ラフティング&カヌーツアー」 1万円

激流を下るラフティングと、ゆったりと楽しむカヌーを1日で体験できるツアーです。小学生から参加可能ですが、大人も存分に楽しめます。

茨城県鹿嶋市 「自然栽培田植&稲刈り体験 お米2キロ付」 2万円

自然栽培天日干しのコシヒカリ栽培が体験できます。田植えは5,6月、稲刈りは9,10月の日程の中から選びます。1申込みで1家族が体験できるので大変お得な返礼品ではないでしょうか。

「ふるさと納税」活用後の税金を確認しよう

「ふるさと納税」を利用すると寄附額から2,000円を引いた額が翌年の税金から控除されます。寄付した自治体が5箇所までなら、サラリーマンの場合、確定申告不要で控除が受けられる「ワンストップ特例制度」が2015年からはじまりました。Aさんはこの制度を利用することができるので、節税にも手間がはぶけます。この特例では、控除は翌年の住民税からされるので、Aさん夫婦の場合、翌年の住民税からAさん38000円、妻23000円が引かれ、合計61000円の節税効果がありました。

【Aさんの納税額】

ふるさと納税活用前 ふるさと納税活用後
所得税 74万500円 72万7700円(-1万2800円)
住民税 59万1500円 54万500円(-5万1000円)

注意!控除される寄附額には上限があります

自己負担が実質2000円で利用できる寄付金額には、年収や家族構成に応じて上限があります。ふるさと納税のメリットを最大限にするには、この上限額のチェックは欠かせません。

Aさんの場合は、約17万円になりました。つまり、実質2000円で17万円寄付した分のお礼の品がもらえるのです。本当にお得な制度ですね。