Topページ > 節約・貯金 > FPが解説、主要ネット銀行のサービスや金利を徹底比較
公開日:2017年3月24日

店舗を持たないインターネット銀行は、今やすっかりメジャーな存在です。メガバンクに比べて預金の金利が高めなので、貯蓄用口座にもいいですね。そして、最近はそれぞれのネット銀行で独自のサービスが充実してきています。よってネット銀行はどこでも同じではありません。今回はネット銀行を徹底比較します。ぜひ、自分にピッタリの銀行を見つけましょう。

【FPが解説】ネット銀行を徹底比較

主なネット銀行の特長は?

金利、コンビニATM手数料、他行への振込み手数料などについてまとめました。コンビニATMは、セブンイレブンのセブン銀行、ローソンATM、ファミリーマートなどで利用できるイーネットATMについて調べています。イーネットATMは、他にもサークルKサンクス、スリーエフなどでも利用できます。

住信SBIネット銀行

2007年、SBIホールディングスと三井住友信託銀行が共同設立した銀行です。
利率は、普通預金で0.001%、定期預金(1年)で0.2%。SBI証券と連携したSBIハイブリッド預金にすると、利率は0.01%になり、普通預金の10倍です。(2017年3月8日現在)
コンビニATMの利用手数料は月2~15回までが無料、他行への振込み手数料は、月1~15回までが無料です。
ATM利用と他行への振込みが無料になる回数は、利用状況に応じて決められるランクによって決まります。ランクの判定条件には、住宅ローンやデビットカードの利用などがあり、4段階に分かれます。

じぶん銀行

2008年、au(KDDI)と三菱東京UFJ銀行が共同設立したネット銀行です。
利率は、普通預金は0.001%、定期預金(1年)で0.05%です。(2017年3月8日現在)
じぶん銀行では、利用状況によってステージが5段階に分かれていて、ステージごとにATMと他行振込みの無料回数が決められています。
コンビニATMは、月2~11回まで引き出し手数料が無料、他行への振込み手数料は、月0~5回までが無料です。
また、スマートフォンのアプリが充実していることも、使い勝手の良さを実感できるポイントです。

ソニー銀行

2001年に開業し、外貨預金や住宅ローンに定評があります。
利率は、普通預金で0.001%、定期預金(1年)で0.05%です。(2017年3月8日現在)
コンビニATMは、セブン銀行、イオン銀行ATMなら引き出し手数料はいつでも何度でも無料、その他は月4回まで無料。他行への振込み手数料は月1回、無料で利用できます。

新生銀行

2000年、日本長期信用銀行から行名を変更し、民間銀行として営業を開始したネット銀行です。利率は、普通預金は0.001%、定期預金(1年)で0.01%です。新生銀行には2週間の定期預金というのがあって、インターネットでは50万円から利用できます。この利率は0.05%です。2週間なら、気軽に利用できるので、なかなか利用価値がありそうです。(2017年3月8日現在)
コンビニATMは、いつでも何度でも無料なので、引き出し回数が多い月でも安心です。
インターネットなら他行への振込み手数料は、最大月10回まで無料です。
利用状況に応じて、3つのステージに分かれていて、他行振込み手数料の無料回数が変わりますが、ステージがアップすると定期預金金利が優遇されたり、外貨為替手数料が割引になったりします。

楽天銀行

2000年からイーバンク銀行として営業していましたが、その後楽天と資本・業務提携し、2010年に楽天銀行と商号を変更して現在に至ります。
利率は、普通預金で0.02%、定期預金で0.03%です。楽天証券との口座連携サービスのマネーブリッジを利用すると、普通預金金利が0.1%になります。(2017年3月8日現在)
コンビニATMは最大月7回まで引き出し手数料が無料です。他行への振込み手数料は、0~3回が無料です。回数は利用状況に応じて5つのステージに分かれていて、たとえば、楽天銀行を給与振込口座にすれば月3回まで無料になります。

ATM利用に便利なネット銀行は?

ネット銀行は店舗が無いだけに、使えるATMがどれだけあるかが大切なポイントです。資金が必要な時には、すぐに引き出せなくては困りますが、その際の手数料はかからないようにしたいですね。低金利のご時勢です。せっかく増やした金利分が、手数料で相殺されてしまってはもったいないことです。その点、コンビニATMを無料で使えると安心ですね。
新生銀行は、コンビニATMがいつでも何度でも無料なので、現金を引き出す回数が多い方にはよいでしょう。また、ソニー銀行はセブンイレブンとイオン銀行がいつでも何度でも無料です。

他行への振込手数料を節約できるネット銀行は?

デビットカードやプリペイド式のカードが普及したことによって、日常のいろいろな支払いに、クレジット決済がますます安心して使えるようになってきました。それでも、他行へ振り込む機会は依然として残っています。インターネットでのショッピングやオークション、家賃の支払いは、振込みが多いのではないでしょうか。たとえば、メガバンクのネットバンキングで3万円以上を他行あてに振り込むと、1回につき216~432円の手数料が必要になります。家賃の支払いで毎月利用したら、1年で2592円~5184円にもなりますが、ネット銀行であれば他行への振込みが、一定回数無料になっている銀行があります。
住信SBIネット銀行、ソニー銀行、新生銀行は、月1回以上無料です。

銀行選びのポイントはやっぱり利率

メガバンクの普通預金0.001%、定期預金0.010%と比べると、全体的に高め設定です。また、銀行ごとにキャンペーンをしていたり、証券口座と連携をすると優遇金利を受けたりできるので、自分の利用方法に合っているネット銀行を選ぶとよいでしょう。
住信SBIネット銀行と楽天銀行は、証券口座と連携することでお得に利用できます。
また、新生銀行のスタートアップ定期は、口座開設月から3ヵ月以内に30万円以上の定期預金をすると、3ヵ月で0.5%、6ヶ月で0.1%です。

見逃せない、ネット銀行のオリジナルサービス

海外によく行く方に便利なのが、外貨預金から支払いのできるデビットカードです。住信SBIネット銀行は米ドルに対応、ソニー銀行は10の通貨に対応しています。新生銀行では、4つの外貨に対応をしているプリペイドカードがあります。
また、ポイントが貯まるサービスもあります。
新生銀行を利用すると、Tポイントが貯まります。振込入金、外貨預金などの他、イーネットATMの利用でも貯まるので、どんどん貯められそうですね。
楽天銀行の利用では、ステージが上がると楽天スーパーポイントの獲得倍率があがります。

このように見ていくと、ネット銀行はそれぞれ特長のあるサービスを提供していることがわかります。そのため、自分のライフスタイルと合うかどうか、しっかり見極めることが大切です。相性のいいネット銀行なら、お得に資産形成できるでしょう。
【関連コラム】
お小遣いを投資に、月1万円で始められる積立投資方法
家計の財布を複数の銀行口座で使い分けする際の、お得な銀行はこれだ
ボーナスを貯蓄から賢い投資にまわそう、FPが進める投資信託の運用方法
「預金」の言葉に惑わされるな! 外貨預金の手数料やリスクを知ろう
マイナス金利時代における、有効な貯蓄型保険の活用法とは