Topページ > 節約・貯金 > FPが指南する、2017年の年間マネー見直し計画
公開日:2017年2月10日

年が明けるたび「今年こそお金を貯めよう!」と目標を掲げる人も多いのではないでしょうか。でも、目標を掲げても何からどうしたらよいかわからなければ、結局今年も何もせずに終わってしまいかねません。お金を貯めるにはしっかりと「年間マネー計画」をたてる必要があります。では、どのような手順でどんなプランをたてていけばいいのか具体的な事例をあげて考えてみましょう。今回は、年収600万で配偶者と子ども2人あり。自家用車フィット所有。住宅ローン返済中のご家庭のケースで紹介します。

マネー計画の立て方

給与明細で「収入」と「引かれている支出」をチェックする

給与明細をもらってチェックするのは「手取額」だけではありませんか?引かれている社会保険料や所得税・住民税もしっかりチェックしましょう。その税金の支払い先を自分の選んだ市町村に寄付ができる「ふるさと納税」を活用すると税金の還付が受けられます。

このご家族の場合6万円までメリットがあります。3万円で60キロの米がもらえる市町村に6万円寄付すれば120キロの米がもらえるのです。1ヶ月10キロの米を消費するご家庭であれば1年分の米を自己負担2000円でGETできるのです。翌年分の住民税の一部を立替払いして2000円負担すれば、米10キロ5000円とすると自己負担2000円で3万円分もらえる、つまり2万8000円お得となります。

支出を徹底的に見直す

なんとなく面倒だから見ないふりをしている支出の数々。徹底的に検証して見直すだけでかなりの節約になります。例えば以下の項目が、見直していくと節約効果の高い費用です。

通信費 1ヶ月1万40円節約(1年で12万480円)

大手キャリアで夫婦それぞれ8000円→格安スマホ2980円へ。月5020円×二人分節約。

電気代 1ヶ月452円節約(1年で5424円)

大手電力会社で月6000円を電力自由化で安いプランにすると5547円に。

自動車保有をシェアリング 1ヶ月1万5740円節約(1年で18万8880円)

ガソリン代月2000円、自動車保険月3000円、駐車場代月1万3000円、車税年1万7000円、車検2年に1回7万円を一ヶ月あたりで割り戻すと所有費用は2万2332円。週末買い物位にしか使わないので月4回2時間カーシェアリングを利用すると1回1648円×4回=6592円。2万2332円-6592円=1万5740円節約)

保険の見直し 1ヶ月1855円節約(1年で2万2260円)

日額1万円の医療保険を先進医療特約は残して日額5000円へ減額。健康保険の高額療養費など既に準備できている保障を考慮して保障を下げました。

⑤英会話教室を通学からネット英会話へ 1ヶ月5742円節約(1年で6万8904円)

大手の英会話教室に1年間週1回50分コースで年間12万8304円(1ヶ月あたり1万692円)払って通い更新時期になったので、Skypeを利用したネット英会話に切り替えた。25分のレッスンが毎日受講可能で1ヶ月4950円になります。ただし、オンラインでの良い点と悪い点(直接対面ではないなど)があり金額だけでなく、サービス自体をよく検討することも必要です。

貯蓄は学資保険を活用し税金控除の対象に 1ヶ月900円税軽減(1年で1万800円)

月1万円ずつ児童手当を普通預金で子供用に別口座管理して積み立てていたものを、学資保険で積み立てることに。生命保険料控除の対象になり所得税が年間8000円、住民税が2800円安くなります。

確定拠出年金で月1万円積み立てる 1ヶ月2000円税軽減(1年で2万4000円)

生命保険料控除の場合、最高年額8万円の半分の4万円が控除になります。しかし、確定拠出年金の場合同額8万円積み立てると全額控除になるので税軽減メリットは生命保険料控除の倍と言えます。さらに拠出限度額は月額1万2000円から6万8000円(職業や勤務先の年金状況によって異なる)なので、控除額も大きくできます。

2017年1月から公務員や主婦も加入できるようになったのでますます注目される年金であるが、原則60歳まで払い出しできない等デメリットもあるので注意が必要です。

住宅ローンの見直し 月2万294円軽減(1年で24万3528円)

借入金3500万35年固定金利2.2%の返済が月11万9566円。現在の残債が3000万円になっているところで、30年ローン10年のみ固定金利にすると毎月の返済額が9万9272円に。1ヶ月2万294円負担が軽減できました。

(3)マネー計画見直し結果はいかに 

では、以上ケースで1年あたりいくら節約効果があったのでしょうか?実は合計すると、71万2276円です。ちょっと驚きの数字ですね。なんとなく「今年こそお金を貯めよう」と思っていた方も絶対やるぞ!と思えてきたのではないでしょうか?

節約できる税金、節約できる項目は、家族構成・収入・将来への夢・不安ごとは何か・したいことや我慢したくない趣味などそれぞれのご家庭によって異なります。節約しすぎて普段の生活が息苦しくなってはなんのために働いているのかとしんどくなり本末転倒です。税金の仕組みや商品の違いを把握し、楽しみながら「2017年のマネー計画」をたててみましょう。実行するかどうかで年末の預金残高の違いは大きいはずです。