Topページ > 不動産 > あなたは郊外派?それとも駅近派?住宅購入の際に抑えるべきポイントまとめ
公開日:2017年5月11日

子どもの進学を機に自宅の購入を考えることが多いものですが、そこで決めないといけないのが「どこに住むか」です。家族で意見が同じのときは問題ないのですが、違った場合は何を参考に意見を合わせていけばいいのでしょうか?
今回はAさんの事例から、「郊外」と「駅近」、それぞれの選ぶ時のチェックポイントをご説明しましょう。

【相談者プロフィール】

  • Aさん:35歳会社員(車で40分の郊外にある工場勤務・年収300万円)
  • 奥さま:33歳会社員(電車で10分の金融機関勤務・年収280万円)
  • 子ども:5歳と3歳の男の子(共に来年小学校と幼稚園に入学入園予定)

【住むところに対する希望】

  • Aさん:土地を買い希望通りの間取りにして、自分の個室もほしい
  • 奥さま:通勤や買い物に便利な駅前に住みたい

このように、お二人の意見が全く食い違ったので、どうすればいいかと物件価格のことも含めてご相談に来られました。

「広さ」と「自然」か「利便性」か

駅から近くて面積の広い土地を買い、一戸建を建てればお二人の願いがかないます。しかし家計のヒアリングから、住宅購入に充てることができる自己資金と、月々住宅ローンの返済ができる金額を試算してみると、駅前の一戸建てを手に入れるには無理がありました。

お二人の家計からすると、自然が豊かな郊外での一戸建てもしくは、駅から近いが専有面積の狭いマンション、そのどちらかの選択となります。

「老後はどこでどんな暮らしがしたいか」は考えるポイント

30代のお二人には、まだ老後までイメージできないのも無理ありません。

けれども、もし35年の住宅ローンを組んだら、払い終わりは70歳です。当然現在の勤務先ではお勤めしていないでしょう。退職後は、どこでどんな暮らしをしていたいかを考えることも重要となります。

郊外の一戸建てで、趣味に興じたり友人との時間を楽しんだりしながら、自然の中でのんびり暮らしたいと思うか、将来運転できなくなることや病院に通うことも考えて、駅に近くて便利なところがいいと思うか、どちらがご自身の老後のイメージに近いでしょうか?

資産価値を考える 「貸す」と「売却」

環境の変化も考慮しなければなりません。

突然の転勤命令、考えたこともなかった会社の倒産、離れて住む両親の介護など、予想もつかないことが起きることもあります。郊外の一戸建てでも、駅近のマンションでも、どちらにしても貸しやすいか、売却しやすいかという観点で選ぶことも重要です。駅近のほうが賃貸や売却が比較的容易ですが、ペットが飼える郊外の一戸建ても人気があります。

どちらを選ぶにしても、広さや間取り、交通の便など資産価値を十分に検討しましょう。

自分と家族の価値観を考える 住んで楽しいかどうか

郊外一戸建て、駅近マンション、どちらも候補物件を何軒かピックアップして、曜日や時間を変えて何度も行ってみましょう。時には子どもたちを連れて学校や図書館、公園など、近くの施設に足を運んでみて、子どもの様子も観察します。

実際にここに住んだら、どんな暮らしになるかをイメージしながら訪れてみましょう。

Aさんにその話をしたら、とても喜んで頂きました。今までずっと夫婦だけで話し合っていたので、子どもと近くの施設を訪れるということは新しい発見のようでした。

相談者へのアドバイスとその後

Aさんには、家計相談から購入可能な物件価格と、それに伴う諸費用の合計を、いくつかの住宅ローンのパターンでお伝えしました。その上でお二人に、Aさん希望の勤務先近くの一戸建てと、奥様希望の駅に近いマンションの候補を何軒か考えて、家族で実際に行ってみることをお勧めしました。

3ヶ月ぐらい経った後、Aさんご夫婦から「いくつか候補の物件を訪問して、郊外の一戸建てに決めました」とのご報告がありました。

理由は、以下のとおりです。

【希望が叶う】

  • Aさんの会社と最寄り駅との間に、購入可能な希望する面積の土地があった
  • これから自由に部屋の間取りを決めることができる
  • 奥様の勤務先は希望すれば、近くの支店に転勤が可能

【環境面】

  • 近くに大きな運動公園があり、子どもたちが気に入って楽しそうに遊んでいた
  • 両方の実家に車を利用して30分以内で行ける
  • 日中通して7分~30分ごとにバスがあり、バス停も近い

ということです。奥様も納得されたようで、「家庭菜園に興味があったので、庭の一角で始めてみようかと思っています」とのことでした。

まとめ

「郊外」と「駅近」、どちらが正解ということはありません。それぞれの特徴があり、その家庭によって同じ特徴でもメリットになったり、デメリットになったりするため答えは違ってきます。

どちらに決めたとしても最後は、「住めば都」です。地域のコミュニケーションを楽しむ、電車で色々なところに出かけるなど、選んだ暮らしが楽しくなる工夫をしながら、日々を満喫しましょう。

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