Topページ > 不動産 > コレだけははずせない!住宅購入時にすべき5つのチェックポイント
公開日:2017年6月16日

マイホーム購入は大きな買物。購入後に後悔しないよう、誰もが細心の注意を払って物件選びをするものです。しかし実際には、購入後になって、さまざまな不満から、不動産業者に対する苦情につながるケースが少なくありません。マイホームを選ぶ時に考えなければいけないことが多すぎて、大切なことをうっかり忘れてしまうこともあります。そこで今回は、住宅購入前に必要な、本当に大事なチェックポイントを紹介します。

チェックポイント1:物件・環境

まずは物件そのものがライフスタイルに合っているかどうか、しっかりと見極めましょう。筆者が不動産関係者に聞いた話では、モデルハウスの雰囲気だけで決めてしまう人が案外多いとのこと。モデルハウスはあくまでもイメージ重視。間取りは家族構成と、生活動線を考慮しましょう。たとえば、トイレやお風呂を使う時、いちいちリビングを通らなくてはならないのは不便に感じることが多いものです。

そして、家の内側と同じくらい、外側の環境も大切です。購入前には現地を訪れて実際の環境の確認は必須ですが、忙しい仕事の合間に行くのですから、ポイントをおさえて効率的にチェックしましょう。まずは行く前にインターネットの地図サイトで、物件周辺の様子を見ます。観光スポットや公営ギャンブル場があると、平日と土日では雰囲気がガラリと変わります。

 

チェックポイント2:家計への影響

住宅ローンを契約する時、返済額を無理しない範囲で設定することは基本中の基本。余裕資金は貯蓄しておいて、貯蓄に余裕ができたら繰上げ返済にまわしたほうが、手元資金が確保できるので安心です。ローンの借入れ金額も担当者の成績の一部になることもあり、より高額の借入れを勧められるかもしれませんが、安易に増額してしまうと、後々の資金計画に余裕がなくなってしまうので注意しましょう。

また、購入後の家計負担はローンの返済額だけではありません。固定資産税は毎年かかりますので、必ず試算します。建物は年数が経過するに従って価値が減る「減価償却期間」が一戸建てよりマンションのほうが長いので、固定資産税はマンションのほうがトータルで高くなります。これは建物の耐用年数が、一戸建てが22年、マンションだと47年に設定されているためです。

チェックポイント3:住宅ローンの金利

住宅ローンは、固定金利にするか、それとも変動金利を選ぶのかは大きな問題ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

固定金利は、返済期間を通じて金利が同じなので、毎月の返済額が変わりません。そのため、返済総額も初めから分かるため計画を立てやすいメリットがあります。一方で、変動金利と比べて金利が高いと言うデメリットがあります。しかし、2016年2月に導入されたマイナス金利の影響で、固定金利の金利も大きく引き下げられました。現在も低金利が続いているので、デメリットは小さくなっていると言えるでしょう。

変動金利は、固定金利より金利が低いことがメリットですが、将来金利が上昇すれば返済総額が増えるデメリットがあります。退職後までローンの返済が続くようだと、収入の減る老後に金利の上昇により返済額が増えてしまうリスクがあるので、返済期間はリタイアするまでに完了するようにしましょう。

チェックポイント4:住宅ローン控除

さて、住宅購入には住宅ローン控除という国からの税制優遇があります。購入してから10年間、年末のローン残高の1%相当額が所得税から差引かれる制度なので、しっかり利用して税金を取り戻しましょう。控除の対象となる残高の上限は4000万円なので、控除額は10年間で最大400万円。所得税から控除しきれない額は、住民税から差引くことも可能です。給与所得者のサラリーマンの場合、控除の1回目は税務署に確定申告書を提出する必要がありますが、2回目からは会社の年末調整で手続きができます。

さらに、住宅ローン控除を上乗せできる方法があります。建物の耐久性や維持管理のしやすさなどが一定の基準を満たすと、「長期優良住宅」の認定が受けられ、住宅ローン控除の控除額が年間40万円から50万円、10年間で最大500万円になります。長期優良住宅は、購入時の登録免許税や不動産取得税が軽減される特典もあるので、住宅選びの大きなポイントになります。

チェックポイント5:将来の資産価値

綿密な計画を立て、住宅ローンの返済を順調にこなしていても油断は禁物。長い人生、何が起きるかわかりません。病気やリストラなどで、資金計画の大幅な変更を余儀なくさせられてしまうこともありえますが、病気やケガによる収入減のリスクには、保険で備えることができます。住宅ローンの契約と同時に加入する団体信用生命保険は、死亡した時だけではなく、病気やケガで所定の状態になった時にもローンの残債が保険で保障されるタイプもあるので、万一の場合でも、ローンが無くなりマイホームは残すことができるというわけです。

しかし、保険ではカバーしきれなくなってしまったらどうしたらよいでしょう。そんな場合の奥の手として、マイホームを賃貸に出したり、売却したりする方法があります。まさに、最後の砦のマイホーム。足元を見られて損をしないよう、20年、30年経っても資産価値の下がらない物件選びが肝心です。立地、間取り、設備、施工方法など、自分が住む分には許容範囲内でも、資産価値を落としてしまう要素があれば、出来るだけ取り除いておくと、将来にわたって安心して住み続けられます。

マイホームは大きな買物だけに失敗は避けたいもの。しっかりチェックをして、後悔をしない住宅購入を実現させましょう。

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