Topページ > 年金 > 年金の新時代が到来!2017年から個人型確定拠出年金はどう変わる?
更新日:2016年11月22日

老後の資金を効率よく準備するために使われる確定拠出年金ですが、2017年からは会社員や個人事業主以外にも加入者が拡大されます。専業主婦や公務員、すでに確定拠出年金の企業型がある会社員も個人型に加入できるようになり、誰でも老後の資金を自分で準備できるようになります。

確定拠出年金って何?

確定拠出年金とは、節税効果の特典がたくさんある年金制度のことです。公的年金に上乗せできる制度で、自営業者であれば二階建て、会社員であれば三階建部分にあたるのが、確定拠出年金なのです。

毎月決まった掛金を拠出し、その資産を自分で運用し、老後の資金として備える仕組みです。運用実績に基づいて年金額が決まるため、受け取れる金額は事前に確定していません。そのため自己責任の年金と言えます。

kyoshutunenkin

将来への備えは万全?40歳まで必ず考えるべきライフプラン
長生きする時代、何歳になっても安心できる生活をしていくためには、遅くても40歳代までにはライフプラン(将来設計)を立てておきたいものです。ライフプランの大事なポイントをまとめてみました。

確定拠出年金、何がメリット?

確定拠出年金の大きなメリットは、節税効果が高いことです。

例えば毎月1万円拠出すると、年間で12万円の拠出となります。この金額すべてが「小規模企業共済等掛金控除」という所得控除としてその年の課税所得から控除されるのです。

仮に、所得税率が10%だとすると所得税が1万2千円、住民税率は一律10%なのでこちらも1万2千円、合計2万4千円も節税できることになります。老後資金も貯められて、節税にもなるのでダブルでお得になります。

節税効果

株や投資信託で100万円利益が出た場合は20.315%の税金が引かれ、手取りは約80万円になりますが、確定拠出年金を運用して利益が出たときは非課税になり、複利で運用ができるので効率的にお金が増やせます。

さらに年金を受け取るときにも税金の優遇があります。受け取り方は「一時金」と「年金形式」があり、受け取り方によって控除の種類が変わります。一時金で受け取るときは「退職所得控除」、年金で受け取るときは「公的年金等控除」が受けられます。

知っていました?確定拠出年金では投資信託3大コストがお得!
年末調整の時期を迎え、サラリーマンのみなさんも今年の所得税の金額が気になり始めるのではないでしょうか? 節税効果が話題の「確定拠出年金」ですが、お得なのは税金面だけではありません。確定拠出年金では...

個人型確定拠出年金への加入対象は?

2016年まで確定拠出年金「個人型」に加入できる人は個人事業主や、企業年金のないサラリーマンだけでしたが、2017年から拡大されます。企業年金のあるサラリーマンや公務員、専業主婦やパートで働く主婦なども加入できるようになります。

給付型の年金がなく、企業型年金もない会社員は月2万3千円まで拠出できます。2017年より、企業年金がある会社員は月2万円まで、給付型年金がある会社員の場合は、1万2千円まで拠出できるようになります。

終わりに

将来的に公的年金は支給額が見直され減額される可能性があります。また支給開始年齢も段階的に引き上げられていくかもしれません。安心した老後を迎えるためには、自助努力なくしてはあり得ないのです。

誰でも加入できる確定拠出年金を使って老後のために今からしっかりとお金を貯めておきましょう。

将来、年金はもらえるの? 知っておきたい年金の基本のき
将来の人生設計を考える上で、避けて通れない「年金」について。今支払っている分がどのように貢献していて、将来どのように還元されるのかそんなテーマを取り上げました。