
目次
2017年住宅ローン金利の最新事情
2017年1月末に行われた日銀金融政策決定会合では、2%の「物価安定の目標」は2018年度まで見通し期間がかかるとの見解です。よって金融緩和もしばらく続くため住宅ローン金利の指標の一つとなる長期金利(新発10年国債)は2018年まで大きく上昇することはなく住宅ローン金利も現状維持が続くと考えられます。
長期金利は2016年2月のマイナス金利導入後からはマイナス金利で推移していましたが、アメリカ大統領選直後から若干上昇傾向にあります。しかし、2017年2月に入ってからは大きく上昇することなく1%前後で推移している状況です。今後も細かい金利の上下はあるものの過去10年の長期金利の推移からみても、まだまだ低い金利で推移しています。
【長期金利推移】
【住宅ローン金利推移表】

出典:三井住友銀行の金利推移を元に筆者が作成
金利タイプごと新規借り入れ金利ランキング
※ 2017年2月調査
お得な金融機関(変動金利)ベスト3
1位:じぶん銀行(全期間引下げプラン)0.497%
2位:住信SBIネット銀行(自己資金20%以上 通期引下げプラン)0.497%
3位:イオン銀行(ローン取扱手数料(定率型)利用)0.570%
10年固定金利でお得な金融機関ベスト3
1位:じぶん銀行(当初引下げプラン 固定金利10年)0.500%
2位:三井住友信託銀行(リレープランフレックス 当初期間引下げ 固定プラン10年)0.500~0.800%
3位:イオン銀行(10年固定特別金利プラン ローン取扱手数料(定率型)利用)0.590%
35年固定金利でお得な金融機関ベスト3
1位:ARUHI(ARUHIスーパーフラット35S(金利Aプラン)全期間固定15年~35年)0.700%
2位:住信SBIネット銀行(フラット35S(金利Aプラン) 全期間固定(21~35年)0.800%
3位:楽天銀行(フラット35S(金利Aプラン)全期間固定21~35年)0.800%
各金融機関の金利は実行金利つまり借入れがスタートする際の金利になるので申し込みの時点での金利と、実際借り入れスタートする時点での金利は変動している可能性があります。金利からみたベスト3をお伝えしましたが、事務手数料、団体信用生命保険料などの費用やサービスも考慮し、ご自身に合った住宅ローンを選択してください。