Topページ > 保険 > 長生きはリスクに?備えるための個人年金保険の基本的仕組みとは
更新日:2017年3月22日

医薬が発達し長寿化が進んでいる今、長生きはリスクということすら言われ始めています。そのような社会の中で来るべき老後生活に備え、今から防衛手段を準備しておくことが必要です。今回は、そんな中貯蓄性の高い「個人年金保険」についてそのメリット・デメリットも踏まえ紹介します。

個人年金保険とは?

「老後の生活にはどのくらいの資金が必要なの?」「年金はいくらもらえるのかしら?」

「65歳からの年金支給ではなく、70歳からになったらどうしよう?」と老後の生活に不安を感じることはありませんか?老後に必要な金額は個人のライフスタイルによって一概にいくら、ということは難しいかもしれません。しかし、公的年金(国民年金や厚生年金も含めた広い意味)だけでは足りないと考える人は多いのではないでしょうか?公的年金を補完する「自分年金作り」に役立つ保険が「個人年金保険」です。日本では2000年から証券会社で、2002年から銀行で各保険会社の個人年金保険を取り扱うようになりました。

個人年金保険の基本的な仕組み

個人年金保険はその名の通り、「個人=自分が」「年金=将来年金として使う」「保険=万が一のときは死亡保障がある」保険です。一般的に生命保険は被保険者に万が一のことがあった場合に家族に一定の金額を遺すために「家族のための保障」を目的にした保険ですが、「個人年金保険」は多くの場合、「自分が将来使う」ことを目的にした保険です。

仕組みとしてはまず一時払い保険料として所定の金額を一括で支払います。(積立ができる商品もあります)払い込んだ保険料は一定期間運用されます。運用手法によって、一般的に定額(主に利率で運用)、変額(主に投資信託で運用)という言葉が使われ「定額(変額)個人年金保険」と表記されます。運用期間が終了したら、その結果が年金原資として年金支払いの元となります。年金の受け取り方は、期間が決められた確定年金や一生涯受け取り続けることができる終身年金などが選択できます。

この仕組みを見ると、自分である程度預貯金として資金作りをして、株や投資信託で運用して、その後少しずつ使っていったら同じじゃない?と思われるかもしれません。そこで、個人年金保険のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

個人年金保険のメリットとデメリット

メリットとデメリット

個人年金保険のメリットとしてはまず、運用期間中の「課税繰り延べ効果」があげられます。運用期間中の資金には課税されないので、仮に同じ運用で長期間にわたって運用する場合には、一年ごとに課税される場合と比べると運用成果に違いが出てきます。例えば預貯金の金利には1年ごとに20%(2037年までは復興特別所得税が加算されるため20.315%)税金がかかりますが、その税金が運用期間中にかからないと複利効果が出てきます。10年後、20年後の結果は課税繰り延べされている場合のほうが金額は大きくなります。また運用商品でありながら、「死亡保障」があるのも大きな安心につながります。一般的に株や投資信託が相続財産となる場合は、相続発生時の時価となります。運用が好調であればいいのですが、運悪く運用が不調な場合は投資した金額から減ってしまう場合があります。しかし個人年金保険の場合、「死亡保障」があるので、運用が不調の場合でも一時払い保険料は死亡保険金として保障されています。 さらに「終身年金として一生涯受け取れる仕組み」があるので、預貯金の残高を自分で管理しながら使っていくより気が楽かもしれません。

デメリットとしては、「費用」があげられます。「保険関係費」「資産運用関係費」など運用にかかわる費用が投信よりも一般的に高い傾向があります。また途中で解約する場合には「解約控除率」に基づく解約控除額が引かれます。保険は長期間にわたって運用する前提の商品なので、何年後かに使う予定がある資金では契約しないほうが良いでしょう。

まとめ

個人年金保険は長寿化の進んでいる現在、老後資金の準備に役立つ仕組みとして誕生したものです。将来の年金受取に不安を感じたら、資産形成のひとつの手段として個人年金保険も検討してはいかがでしょうか?ほとんどの金融機関で取り扱っています。申込時の金額、運用手法、受け取り方、解約時の費用など内容を確認したうえで検討するのはもちろんですが、長期間にわかって運用できる余裕資金での活用をおすすめします。

知って得する、生命保険の種類別おすすめランキング
生命保険の種類は?生命保険には幅広い商品がありますが、近年の主流は「終身保険」と「定期保険」です。この2種類の生命保険を見ていきます。なお、最近注目されている収入保障保険は、定期保険と似た性質がある...