Topページ > 保険 > 30代に考える、あとで後悔しないための保険の選び方とは
公開日:2017年4月4日

人生で最も大きい支出は住宅費用、その次は意外にも生命保険料と言われています。生命保険は、長期間支払うことで、気付かないうちに高額になっているのです。

今回は、生命保険に加入する時の選び方のポイントをお伝えしながら、マネー相談にくる方の生命保険の相談事例も踏まえて後悔しないための保険の選び方について解説していきます。

後悔しないための保険の選び方

生命保険の知識を得る

生命保険に関する本やインターネットの記事を読んで保険の基礎知識を得てから店舗型の保険ショップなどに相談に出向くと商品についての説明も理解しやすいと思います。ただ、本を読んだり調べたりする時間が無い方は、直接店舗型の保険ショップや保険代理店に出向いて商品を提案してもらう前に生命保険の基本的なことを教えてもらうのも手です。

知識がなくても希望を伝えて提案してもらった中から商品を選ぶこともできますが、おまかせにしていると契約内容を把握しておらず後で後悔することもあります。

30代が貯蓄型保険に支払う総保険料はどれくらい?

生命保険文化センター「平成27年度生命保険に関する全国実態調査」によれば、世帯主年齢別にみると35~39歳では世帯の死亡保険金額の平均は3093万円となっています。生命保険は掛け捨て保険と貯蓄型保険を組み合わせて加入するケースがほとんどです。しかし、初めて生命保険に加入を検討する方にお聞きすると、掛け捨てはもったいないので、貯蓄型の保険に加入したいですと希望する方は少なくありません。

例えば35歳の男性が貯蓄型の保険である終身保険3,100万円に加入し60歳まで保険料を支払い続けた場合、とある生命保険会社にて試算してみます。払込保険料総額は約2140万円となり、解約返戻金は約2390万円になります。60歳まで払い続ければ解約返戻金は払込保険料総額を超えますが、月々の保険料は約7万1000円となり、支払いは高額になります。よって、必要保障額をすべて貯蓄型保険だけで準備しようとするのは現実的ではありません。

生命保険の相談事例

実際の相談事例をご紹介します。

ケース1:Aさん32歳男性・独身(会社員)

独身ですが、万が一の場合、お葬式代など両親に迷惑はかけたくないけど、貯蓄もしたいとのことでした。そこで「終身保険」をご紹介しました。病気やケガの備えについは、高額療養費制度と病気やケガで長期間、療養することになった場合、健康保険組合から支給される傷病手当金についてお伝えしたところ、医療保険は加入しないことにされました。

ケース2:Bさん35歳(会社員) 妻32歳(専業主婦) 子ども3歳

Bさんは株や投資信託で資産運用をしています。万一の場合に残されたご家族の生活に備えたいけれど、保険料はできるだけ安く抑えたいとのことでした。よって掛け捨てですが、保険料が安く高い保障を持つことができる定期保険の一種である「収入保障保険」を紹介しました。また、家系的に3大疾病の不安があるとのこと医療保険にも加入されました。

一概に言えるわけではないですが、ライフステージ別のオススメ保険リストを表にしました。

項目 保険
独身 医療保険/終身保険
共働き・子供なし 医療保険/終身保険
共働き・子供あり 収入保障保険/医療保険/終身保険
専業主婦・子供なし 収入保障保険/医療保険/終身保険
専業主婦・子供あり 収入保障保険/終身保険

【独身】

自営業であれば入院すると収入がストップする場合であれば、入院給付金を生活費にあてることも。終身保険はお葬式代として準備しておくとよいでしょう。

【共働き・子供なし】

共働きであれば大きな保障は不要です。それぞれ医療保険が必要なのか、お葬式代として終身保険を準備するかどうかになります。

【共働き・子供あり】

大きな保障で保険料が安い収入保障保険はおススメです。大きな保障を家族に残してあげたいなら収入保障保険を。生命保険は万一の場合に備えるものと考えると収入保障保険のみで十分です。また状況や考え方に応じて医療保険や終身保険を検討。

【専業主婦・子供なし】

夫に万が一あった場合に、妻は社会復帰できるのか、実家に戻ることができるのかなど状況によって保障は不要かもしれません。将来出産を考えていらっしゃるなら、出産前の妊娠トラブルによる入院は給付金の対象になるので医療保険を検討してみるのも良いでしょう。

【専業主婦・子供あり】

専業主婦・子供ありの場合は、保障の準備は必要になります。優先順位は収入保障保険、終身保険、余裕があれば医療保険で検討することがおススメです。

以上は参考として商品をあげました。保険の加入を検討する前は、家庭の状況や資産状況なども踏まえて、それぞれのご家庭にあった必要な保障額を考慮して必要な商品を選択していく必要があります。生命保険に加入する最大の目的は万が一の備えです。後悔しないための保険の選び方は、保障内容を把握し、無駄なく万が一の備えができる保険に加入することです。

 

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