Topページ > 保険 > 個人年金保険、タイプ別のオススメ保険はどれ?
公開日:2017年2月23日
更新日:2017年3月22日

老後の備えとして個人年金保険を考えたとき、金融機関で紹介される保険にはペットネームと呼ばれる商品名がパンフレットに大きく書かれていますが、必ず保険種類(タイプ)が合わせて書かれています。タイプ別にオススメのポイント、また商品選択の際に押さえておくべきポイントを紹介します。

変額個人年金保険のオススメポイント

円建変額個人年金保険では、一般的に投資信託に似たかたちで国内外の株式や債券、リートに分散投資し、収益を追求します。しかし投資結果が自己責任である投資信託と違って、変額個人年金保険は死亡保険金はもちろんですが、最近は年金原資(運用後の年金のもととなるもの)が保証されるタイプが主流ですので運用手法はリスクコントロール型と呼ばれる、「マーケットの下げに耐える」タイプの運用が多くなっています。このリスクコントロール型はマーケットの急激な上昇や下落時には積極的な運用は控えるという特徴があるため、昨今の動きの激しいマーケットでは収益が出しづらくなります。しかし、円建で年金原資が保証されるため、運用期間中にあまりリスクをとりたくない方向けとしてはオススメです。ただし、低金利下で円建で年金原資保証をするために、運用期間を15年以上としている商品が大部分ですので、長期間運用できる余裕資金を充てることがポイントです。

外貨建変額個人年金保険は主にアメリカやオーストラリアなどの日本より金利の高い外貨で増やす定額部分と積極的に収益を追求する変額部分の二つで構成されています。このタイプの特徴は一時払保険料を外貨建で100%もしくは110%年金原資保証したうえで、別途変額部分があるので、円建よりももう少し積極的に運用を望む方向けにオススメです。運用期間は10年以上からと円建よりも短い期間設定となっています。ただ外貨というと為替リスクが心配と考える方は以下の2つの機能が備わっている商品が安心でしょう。①運用期間終了時に円高であれば運用期間を延長して円に換えるタイミングが計れること。②運用期間中の円安を見逃すことがないように、円換算で一時払い保険料の運用目標値設定(解約払戻金の円換算額)ができることです。仮に一時払い保険料1000万円の目標値設定を115%(1150万)とした場合、運用期間中であっても目標値に達したら自動的に円で確保し、タイミングを逃しません。

定額個人年金保険のオススメポイント

現在定額個人年金保険は、ほぼ外貨建が中心です。決まった予定利率で10年、15年と複利運用し、運用期間が長くなると予定利率も高くなります。また契約したときの為替と利率によって、外貨として運用期間後にどのくらい増えるのかが変額個人年金保険と違って明確に計算できます。預貯金以外投資経験がない方や外貨預金の経験がある方にとっては理解しやすいタイプだと思います。このタイプのオススメポイントとしては、「わかりやすさ」があげられます。将来の年金原資額が予定できれば、あとは円に換えるタイミングに注意するだけです。運用期間は契約時に決めますが、外貨建変額個人年金保険と同じように運用期間が終了しても「延長できる仕組み」があること、運用期間終了時が望んでいた為替水準とは限らないので「円換算の目標額達成時に外貨から円に換える仕組み」があるものをおすすめします。また、商品によっては「予定利率分を運用期間中に受け取れる仕組み」を付加しているものもあります。複利で大きく増やすことと共に、この年だけは使いたいというニーズも叶えられます。

実は使える、終身保険

終身保険は「保険金を家族に遺すため」に活用される、死亡保障が充実した保険と思われがちですが、自分年金作りにも活用できるものがあります。利率で増やす外貨建終身保険の場合、通常は外貨建定額個人年金保険よりも予定利率が高くなっている場合がほとんどです。利率は運用期間が長いほど高く設定されるので、10年、15年と決まった期間より期限がない終身保険は利率が高くなり、同じ為替の環境下だと外貨建定額個人年金保険より早く増やせる可能性があります。こうした終身保険を活用する場合は、個人年金保険のように「円換算の目標額達成時に外貨から円に換える仕組み目標設定」や「年金として受け取れる仕組み」がついていることを確認することがポイントです。また、早くから資産形成を考える方にとっては個人年金保険よりも長く運用できるという点では利用価値があるでしょう。

まとめ

資産形成という点から保険の運用部分を中心にタイプ別にご紹介しました。老後を豊かに暮らしていくために、なんとなく数年以上低金利下で置いておいてしまう余裕資金に気付いたら、自分自身が納得できる運用手法の商品を検討してみてはいかがでしょうか。

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