Topページ > 保険 > 2017年法改正による生命保険のインパクトとどう対応する?
更新日:2017年5月8日

標準利率の引き下げにより、一部のメディアでは「生命保険の保険料が上がる」と報道されています。そのためその前に生命保険に加入しようとしている人もいるかもしれません。しかし、必ずしも保険料が上がるとは限りませんし、結果的に値上げしたからといって、慌てて加入することはおすすめしません。2017年改正の影響と、保険加入のポイントをご紹介します。

2017年改正の影響力は

2017年4月に生命保険の標準利率が引き下げになります。この決定が生命保険の保険料を押し上げるのではないかと言われていますが、その理由は何でしょう。標準利率は保険商品における運用利回りの指標と考えるといいでしょう。運用利回りが悪くなると、その分保険料が高くなるとされているのです。ただ、あくまで保険料を決定する要素の1つであり、標準利率の変更により、必ずしも保険料が値上げになるわけではありません。

全ての保険商品が影響を受けるわけではない

既存の保険は改定の影響を受けず、新規契約の保険から改定が適用になります。また、運用率が問題にならない掛捨て保険も影響はないと考えていいでしょう。終身保険や個人年金保険など、貯蓄型保険の場合は、今後値上げの可能性がありますので動向を注視したいです。

標準生命表による掛け捨て型の値下げ

先ほどの標準利率の改正とは逆ともいえる動きもあります。日本アクチュアリー協会による標準生命表の改定で、2018年4月に行わる予定です。長寿化にともない死亡率の低下が反映されますが、これは生命保険の保険金が支払われる確率が減る改定といっていいでしょう。つまり定期保険や収入保障保険など、掛捨て型死亡保障商品は値下げの可能性が高くなります。逆に介護保険や医療保険など、支払い事由が「生存」かかる保険は値上げの可能性性が色濃くなるでしょう。

貯蓄性の保険は契約を急いだほうがいい?

貯蓄性のある保険に関しては、2017年4月以降に値上がりの懸念があります。しかし、その前に契約したほうがお得なのかというと、そうとは限りません。例えば貯蓄性の保険は途中解約をすると損をすることがあるため、保険料を払い続けるることが重要です。また、貯蓄性保険は保険料が高いだけでなく、現在でも十分に低金利です。支払い能力や利回り、受取時期なども考慮し加入メリットがあるかどうか慎重に見極めたいです

現在は低水準の標準利率も、この先上昇することがあるかもしれません。急ぎでなければ、数年様子を見るのも選択肢の1つです。特に運用商品として加入するのであれば、NISAや確定拠出年金など、他にも取れる手段は多いので、広い視野でお金の投資先を選びたいです。

逆に貯金のような感覚で貯蓄性保険の加入を考えている人は、メガバンクの場合定期利息も0.01%ですので、メリットはあるかもしれません。貯蓄が苦手な人は強制的に保険料の納付義務が生じる保険に魅力を感じる人も多いですね。しかしいったん払い込むと貯金のように自由に引き出すことができなくなります。貯金と同意語ではないので注意しましょう。

掛け捨て保険の是非は

掛け捨て保険は今後保険料が下がる可能性もありますが、必要ならば待たずに加入することをおすすめします。年齢が上がると保険料が上がりますし、もし加入前に健康状態が悪化すると加入できなくなる可能性もあるからです。値下がりを待っている無保険期間の間に死亡という可能性もゼロではありません。

掛け捨て型で保険料を抑えたいならば、保険金額や保障内容を抑える、支払い方法を年払いにするなどいった方法で対応する方が建設的でしょう。また、最近は健康割引が充実してきているので、健康な人ならば想定以上に安い保険料で契約できるかもしれません。

まとめ

改正は大きなトピックです。保険は自分や家族のリスクを担保するためのもので、あくまで決断の軸は自分です。ニュースに左右されず、自分にとってどんな保障がいくらくらい必要か考えてみましょう。それが良い保険に巡り合う一番のポイントではないでしょうか?

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