Topページ > 保険 > 学資保険に入る前に知っておきたいメリットとデメリットとは
公開日:2017年4月27日

子どもを授かった時から、その子が将来どんな大人に育って欲しいなどとあれこれと想像し、やっぱり大学等へ進学してしっかり学んで欲しいと思うのも親心。
教育資金は貯めたいが、2017年現在の金利は低く、預貯金よりも「学資保険」に加入して少しでもお金を増やしたいと保険相談される方も多くみられます。しかし、学資保険以外にも教育資金積立方法はありますので、学資保険に入る前にメリットとデメリットを知っておきましょう。

学資保険の3つのメリット

教育資金の準備には、預貯金や投資などの方法もありますが、子どもが生まれると分かったら、まず頭に浮かぶのは学資保険ではないでしょうか。学資保険にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

(1)目的を持って貯めることができる

預貯金で教育資金の積み立てを行うと、生活費が不足した場合や趣味などでお金が必要な時に引き出てしまうこともあります。一度引き出しを行ってしまうと何かの機会に、「一時的だし、少額だからまた引き出してしまおう。」と繰り返し引き出すことにも繋がります。学資保険の場合は、目的が教育費の備えであるため、満期まで継続する意識が高く、途中で引き出さないことが学資保険の一番のメリットです。

(2)保険満期金の利率が預貯金よりも高い

2017年4月現在、普通預金の金利が0.001%の銀行もあります。普通預金では、教育資金の備えとしては物足りなくも感じますね。預けた保険料に対して受け取れる保険金を返戻率といいますが、返戻率が101%を超える学資保険もいくつかあります。年利に換算すると0.1%を超えますので、預貯金より利率が高いのも学資保険のメリットです。

(3)生命保険料控除の対象となる

学資保険には、契約者(親)が万一死亡した時の保障も含まれています。そのため、生命保険として、年末調整の一般生命保険料控除の対象となります。
一般の生命保険料控除(新制度)は、所得税では年額8万円超の保険料で4万円、住民税では年額56,000円超の保険料で 28,000円が所得控除となります。学資保険以外で年額8万円以上の一般の生命保険料控除対象の生命保険に加入していなければ、学資保険に加入することで、所得税と住民税の税金が少なくなるというメリットがあります。

学資保険の3つのデメリット

学資保険にはメリットがある一方でデメリットもあります。加入前にデメリットについても知っておきましょう。

(1)満期前に解約すると元本割れする

学資保険は満期金を受け取るまで解約しにくい保険ですが、本当にお金が必要となり学資保険を中途解約するときには、支払った保険料より受け取れる額が少ない、いわゆる元本割れを起こすことは、デメリットの1つです。

(2)積み立て期間が短いと保険料が高くなり家計が圧迫される

18歳で学資保険の満期金を受け取りたい場合、子どもが0歳で契約すると積立期間が18年間ありますが、子どもが6歳だと12年間しか積み立て期間がありません。どちらも同じ満期金としたい場合、単純に考えても1.5倍の保険料を支払わなければならず、家計の圧迫に繋がることがあります。

(3)既に生命保険が十分である場合には、無駄な保障となる

学資保険には、契約者(親)が万一死亡した時の保障が含まれているため、現時点で契約者(親)が十分な生命保険に加入済の場合は、保険の入り過ぎとなり、無駄な保険料を支払うこともあります。

学資保険加入をお勧めするケース

学資保険にはメリットとデメリットがあることをお伝えしてきましたが、学資保険への加入をオススメするのは、子どもがまだ小さく、毎月一定額の積み立てが可能である場合に加え、預貯金の利息では物足りないと感じたり、万一の保障を学資保険に望んだりする場合となります。
反対に学資保険をオススメしないのは、子どもが既に成長しているなど長期間の保険に加入し続けることが難しい場合や将来の学費が十分に準備できていたりする場合、保険よりも株や投資信託など運用して教育資金に備えたいという場合になります。

まとめ

教育資金は貯めたいが預貯金で増やすのは難しいため、学資保険に加入して少しでも教育資金を増やしたいと保険相談にいらっしゃる方も多くいます。学資保険は長期にわたって保険料を払い続けるものですし、教育資金への備えには、学資保険以外にも、財形制度の活用や定期積立預金、投資信託やNISAの活用など多々ありますので、学資保険の契約をする前にメリットとデメリットは知っておきましょう

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